アーク溶接:エアコン取り外し・取り付け工事用語集

エアコン取り付け工事用語の解説

エアコン取り付けなどの空調設備を取り扱う仕事に就く場合、アーク溶接の資格を取得することは必須になります。 配管などの溶接作業は難しく、金属同士の溶接の際に起きる放電から発生する火花による火災や爆発事故なども過去には発生しています。
接合が不十分だと部品の落下事故も考えられるので、訓練を受けることは重要です。

正しい技能講習を受け、資格の取得が必要

アーク溶接に使われる溶接装置の使い方を知り、一定の速度で接合できるようになることも大切ですが、装置に不備が無いか確認したり、正しい手順で作業に入ることができるようになることも欠かせないことです。
慣れてくると保守を怠り作業者が感電したり、高所から転落することもあるため、危険性について十分に知ることも資格取得する際には不可欠です。

空調設備課のある学校や職業訓練学校等において、溶接や装置関係法令を学ぶとともに実技教育もありますが、資格取得に至るための最低時間の実技であるため、その後の訓練を重ねることを怠らないようにしなければ、技術の上達がありません。

お役立ち情報

原理と難易度

アーク溶接は溶接部と溶接棒の間の空気中に放電現象を起こさせ、その時発生する熱によって溶接棒を溶かし落着させ、金属同士をつなぎ合わせる技法で溶接速度は早く、一定のスピードで行われないとムラが発生し強度に影響が出てきます。

溶接時に強い光が伴うことも作用し、溶接個所が見えにくくなるため、初心者は失敗しやすく練習が必要になります。溶接棒の角度や溶接部からの距離も重要となり、材料と溶接棒が近すぎればくっついたままになってしまいますし、距離が長いと適切な厚さで接続することができなくなります。

角度も開きすぎていると溶接棒が溶けにくくなるので、状況に合わせて調節を行うことが重要です。電流の調整も重要となり、感電を防ぐ保護用具はしっかりと身に付け、光から目を守る溶接マスクや遮光メガネはどんな短時間の作業でもしっかりと装着が必要です。また、周囲に人がいないことも十分に確認が必要で、強い光を見て目を痛めることが無いように作業前の声がけが重要になります。