エアコンの取り外し工事は、引っ越しやエアコンの買い替え時に避けては通れない作業です。
しかし、正しい知識と手順を理解していないと、思わぬトラブルや追加費用が発生することもあります。
この記事では、エアコン取り外し工事を成功させるためのポイントを解説します。
この記事の要点を即答
- 取り外し工事の費用相場:取り外しのみ6,600円〜(税込)。古いエアコンの処分は別途6,600円〜
- 所要時間:標準的な設置状況なら30分〜1時間程度
- 自分で外せる?:冷媒ガスの回収(ポンプダウン)が必要なためDIYは非推奨。ガス漏れ・故障・ケガのリスクがあります
1. プロに依頼するメリット
エアコンの取り外しは、一見簡単そうに見えますが、実際には専門的な知識や工具が必要です。
以下の理由から、プロに依頼することを強くおすすめします。
冷媒ガスの回収
エアコン内部には冷媒ガスが含まれており、これを正しく回収しないと環境に悪影響を及ぼします。
また、法律で適切な処理が義務付けられています。
安全性の確保
室外機の取り外しや配線の処理は、高所作業や電気作業を伴う場合があります。
不慣れな人が行うと事故のリスクがあります。
スムーズな再設置
専門業者が取り外すことで、次の設置時にスムーズに進めることができます。
見積もりをしっかり確認
エアコン取り外し工事の費用は、業者や地域によって異なります。見積もりを依頼する際には、以下の点を確認しましょう。
基本料金
エアコンの取り外しにかかる基本的な費用。
追加費用
高所作業や特殊な工具が必要な場合に追加料金が発生することがあります。
処分費用
古いエアコンを処分する場合、その費用が含まれているかどうか。
自分で準備すること
業者に依頼する際に、事前に準備しておくとスムーズに進むことがあります。
エアコン周辺の片付け
室内機や室外機の周辺を片付け、作業スペースを確保しましょう。
電源の確認
作業前に電源を切っておくことが必要です。
設置状況の把握
配管の長さや固定具の状態など、取り外しの難易度に影響する要素を事前に確認しておきます。
取り外し後の注意点
エアコンを取り外した後も、いくつか注意すべき点があります。
次のエアコン設置
再設置する場合、取り外し時に使用した部品を保管しておくと、費用が抑えられることがあります。
リサイクル
古いエアコンを処分する際は、家電リサイクル法に基づいて適切に処理しましょう。
エアコン取り外し工事の流れ5ステップ
エアコンの取り外し(撤去)は、次の流れで進みます。標準的な設置状況であれば、所要時間は30分〜1時間程度です。
- ポンプダウン(冷媒ガスの回収):冷房運転をしながら室外機のバルブを閉め、配管内の冷媒ガスを室外機に閉じ込めます。取り外し工事で最も重要な作業で、失敗するとガスが大気中に放出されてしまいます。
- 電源プラグ・配線の取り外し:コンセントを抜き、室内機と室外機をつなぐ電線を外します。
- 配管・ドレンホースの取り外し:冷媒配管とドレンホース(排水管)を室内機・室外機から切り離します。
- 室内機・据付板の取り外し:壁に固定された室内機を外し、背面の据付板(金具)を取り外します。
- 室外機の搬出と配管穴の処理:室外機を撤去し、壁の配管穴をパテやキャップでふさぎます。
ポンプダウンには専用工具と正しい手順の知識が必要です。手順を誤ると冷媒ガスの放出や故障、最悪の場合はコンプレッサーの破裂事故につながる危険があるため、自分での取り外しはおすすめできません。
エアコン取り外し工事の費用相場
エアコンサポートセンターにご依頼いただいた場合の参考料金は以下の通りです(すべて税込)。
| 工事内容 | 料金(税込) |
|---|---|
| エアコン取り外しのみ | 6,600円〜 |
| エアコンの処分(リサイクル回収) | 6,600円〜 |
| 取り付け(6畳〜14畳用) | 13,750円〜 |
| 取り付け(14畳用〜) | 16,500円〜 |
| 中古エアコンの取り付け | 7,700円〜 |
次のようなケースでは追加費用が発生することがあります。見積もり時に必ず確認しましょう。
- 室外機が屋根の上・壁面など高所に設置されている(高所作業費)
- 配管が壁の中を通っている「隠ぺい配管」
- 天井埋め込み型など特殊な機種
取り付けとセットで依頼すべきケース(引っ越し・移設)
「エアコンの取り外しと取り付けをまとめて頼みたい」という場合は、取り外し・取り付けセット(脱着工事・移設工事)として依頼するのがおすすめです。
- 引っ越しで今のエアコンを新居でも使う:取り外し→運搬→取り付けを一括手配でき、日程調整がスムーズ
- 買い替え:古いエアコンの取り外し・処分と新しいエアコンの取り付けを同日に完了できる
- 部屋の模様替え・配置替え:同一住居内の移設にも対応可能
同じ業者にセットで依頼すると、配管などの部材を再利用できるかを取り外しの時点で判断してもらえるため、別々の業者に頼むよりトラブルが起きにくく、費用も抑えやすいのがメリットです。移設を検討している方は「引っ越しや配置替えでエアコンを移設する際の注意点」「エアコン移設のベストタイミングはいつ?」も、取り付け工事のポイントは「失敗しない!エアコン取り付け工事のポイント」もあわせてご覧ください。
取り外したエアコンの保管方法
引っ越しなどで取り外したエアコンをしばらく保管する場合は、次の点に注意してください。
- 室内機・室外機とも立てた状態で保管する(横倒しはコンプレッサー故障の原因になります)
- ポンプダウン済みであることを業者に確認する(冷媒ガスが室外機内に回収された状態)
- 配管の接続部にキャップをして、ゴミや水分の侵入を防ぐ
- 雨ざらしを避け、屋内または屋根のある場所で保管する
よくある質問
Q. エアコンの取り外しは自分でできますか?
A. 冷媒ガスを回収する「ポンプダウン」という作業が必須のため、自分で取り外すのはおすすめできません。ポンプダウンには専用の工具と正しい手順の知識が必要で、失敗するとガス漏れや故障、最悪の場合はコンプレッサーの破裂事故につながる危険があります。安全に取り外すためには、専門業者への依頼をおすすめします。
Q. エアコン取り外し工事の費用相場はいくらですか?
A. 取り外しのみの場合は6,600円〜(税込)が目安です。古いエアコンの処分(リサイクル回収)まで依頼する場合は、別途6,600円〜がかかります。室外機が高所にある場合や隠ぺい配管など特殊な設置状況では追加費用が発生することがあるため、見積もり時に確認しましょう。
Q. 取り外しと取り付けをセットで依頼できますか?
A. はい、引っ越しや模様替えで今のエアコンを別の場所へ移設する場合は、取り外し・取り付けセット(脱着工事・移設工事)としてまとめて依頼できます。同じ業者にセットで依頼すると、配管などの部材を再利用できるかを取り外しの時点で判断してもらえるため、別々の業者に頼むよりトラブルが起きにくく、費用も抑えやすいというメリットがあります。
Q. 取り外した古いエアコンの処分・保管はどうすればいいですか?
A. 処分する場合は家電リサイクル法に基づき、業者にリサイクル回収を依頼するのが確実です(目安6,600円〜)。しばらく保管する場合は、室内機・室外機とも横倒しにせず立てた状態で保管し、配管の接続部にキャップをしてゴミや水分の侵入を防ぎ、雨ざらしを避けて屋内または屋根のある場所に置いてください。
エアコンの取り外し・取り付け・移設のご相談は、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせフォームへまとめ
エアコン取り外し工事は、適切な準備と業者選びが成功の鍵です。
安全性を確保しつつ、スムーズに作業を進めるために、信頼できる専門業者に依頼することを検討してください。
また、見積もりの内容をしっかり確認し、追加費用や作業後の処理にも注意を払いましょう。
これらのポイントを押さえて、エアコンの取り外しをトラブルなく完了させましょう!

