エアコン取り付け工事用語の解説
「アースアンカー工法」とは、グラウンドアンカー工法とも呼ばれており、土木関連の建築用語の一つです。
これは山留め工法の一種であり、テンドンと呼ばれるPC鋼材(PCと呼ばれるプレストコンクリートに緊張を与えるための緊張材)を岩盤に固定して、その緊張力で山留め壁などを安定させるシステムです。
アースアンカー工法は、斜面安定のため、建造物転倒や浮き上がり防止、仮設山留めや土留めなどの際に活躍しています。斜面では、切土のり面に働く土壌の滑る力を上手く利用して、のり枠とアンカーの緊張力で抑止させます。滑りの規模が大きく擁壁などでは対応できないような場合でも、この方法を用いれば対応が可能です。
軟弱地盤では、グラウンドアンカーによって安定地盤と建造物を連結させるので、転倒や浮き上がりを防ぐことができ、更に経済的かつ合理的な工法でもあります。
この方法で山留めなどを行えば、広い作業スペースが確保されるため効率が向上します。
お役立ち情報
アースアンカー工法と住宅施工
アースアンカー工法は、建築用語ではグラウンドアンカー工法とも呼ばれており、家づくりの土台となる地盤の補強や、作業スペースの確保など、様々な建築シーンで活躍しています。
この方法を用いれば、小高い丘などでも家づくりが可能であり、心地良い風を受けながらクーラー無しの生活も夢ではありません。
永久アンカー工法とは
「永久アンカー工法」は、地震や強風などによる高層ビルや鉄塔の転倒防止や斜面の崩壊防止に利用されていますが、これを可能にしているのがPC鋼材の腐食防止技術です。近年増加傾向にある災害の現場においても、大いに活用されている技術です。
コンクリートの防腐に電気防食工法
PC鋼材の腐食の原因の一つに塩害があり、これを防止するために「電気防食工法」が活用されています。
これは塩害を受ける状態や受ける可能性があるコンクリート内部の鋼材に対し、防食電流を自然に供給して鋼材の腐食を抑制または停止させることで、建造物の劣化を防ぐ「流陽極式電気防食工法」です。これによりコスト削除ができるので、維持管理のための人員削除にも繋がります。
更に、過度の防食による水素発生リスクがなくなるため安全でもあります。また、陽極単価が安い上に貴金属による被覆も不要で経済的でもあります。