エアコン取り付け工事用語の解説
家づくりを考える時、先ず様々な資料を参考にされるでしょうが、その際実に多くの用語を眼にされるでしょう。エアコンにしても種類が数種用語として挙げられます。
先ず壁掛け型エアコン、床置き式エアコン、天井カセット式等が有りますが、一般住宅で最も採用されるのが壁掛け型エアコンです。
設置方法と室内の配色
文字通り壁に取り付けるエアコンですが、壁に配管を通す穴を開け、それに合わせて裏板をネジ止めしさらに本体を取り付けます。最近は化粧パネルは白系統が多いですが、木目調や他の色調も種類は少ないですが見受けられますので、壁に合わせたエアコンを選ぶ事が肝要です。
冷房能力と部屋の大きさ
又、部屋の大きさに合わせたエアコンを選ぶ場合、カタログに用語として(***)KWという表示がありますが、これは冷暖房能力を表わしています。 10畳以上の部屋でしたら少なくとも2800KW以上が必要ですが、これ以上のエアコンは電源として200ボルト仕様が殆んどですので注意が必要です。
いずれにしても壁掛け型エアコンを含め、選定には施工業者の意見も参考にして決める事が賢明です。
お役立ち情報
運転機能と室外機・室内機
前述の様に、家づくりにおいてエアコンは壁掛け型エアコンが主流ですが、部屋によって、例えば脱衣所、お手洗いなど手狭な部屋には用語を参照して頂くと天井カセット型というのが有ります。
そしてこれら複数の室内機を1台の室外機で運転させるマルチ運転機能を活用すると、外回りのスペース確保にメリットが有ります。只、室外機に不具合が生じると全ての室内機もその機能が停止しますので、単独で運転するエアコンも必要です。
風向きの計算
壁掛け型エアコンは冷気の吹き出し方向が前面のみになりますので、パンフレットの中にショートサイクルという用語が有りますが、これはエアコンの前面に家具など遮蔽物が有るとその能力が落ちてしまうので、家作りの設計の段階で考慮すべき点です。
取り外し時のことも考慮
それと、意外と重要なのが取り付け位置です。業者もさほど気にせず施工しています。天井から、壁からの距離が近すぎ、後々のメンテナンスが非常にし難い。業者任せにせずメーカーの取説を見て(表現は悪いが)監視しましょう。 主体性を持った家づくりで快適な生活を送りましょう。