エアコン取り付け工事用語の解説
空調を行う上での用語に個別方式があります。これには、中央熱源を持たずに、熱源が分散配置されており、熱源と空調機が一体となっといる場合と、室外機と屋外機を冷媒配管で接続し、各々のスペースに設けた機器単体で運転制御することが可能な場合との2つの形態があります。
前者においては、主に、住宅などの小規模の建築物に利用され、後者においては、通常、ビルなどの比較的大きな建築物に利用されています。
住宅で用いられる方法は、設計時に最初から織りこまなくても、その部屋の使用形態や状況によって後で設置できるというメリットがあり、必要に応じて設置が可能となります。そのために、コストの面でも抑えることができ、不要となった場合や交換においても簡単に行うことができます。
ランニングコストに関しても各々において設定ができるために、最終的には抑えることができ管理においてもやりやすいのが特徴としてあります。また、後付けをする場合でも、工事費を安く抑えることができます。
お役立ち情報
個別方式で空調のコスト削減
家づくりを行う場合にはクーラーの設置に関して計画をする場合がありますが、理想邸には全室冷暖房が望ましいものの、予算的には設置が難しくなる場合があります。そして、その場合には設置する方法を検討する必要が発生します。
個別方式では各部屋にクーラーが設置されます。一般的に家づくりなどでは、予算的に難しい場合には各部屋ごとの設置が考慮され、それは、設計時に行われたり、また、施工後に使用状態や室温などの部屋の状態を見てから行われることになります。
個別方式のメリットは、何といってもそのフレキシブルさにあり、設置をする場合には、当面、必要とされる部分にのみに設置することができることや、その後の状況によって簡単に後付けが行えることにあります。
予算的にも、単発で行う場合にはコストを低く抑えることができ、また、個別に管理をすることによってランニングコストも抑えることができます。
ただし、デメリットとしては、設置数の数だけ屋外機が必要となることで、それは建物の景観を損ねる場合があります。