エアコン取り付け工事用語の解説
三方弁とは一本の管の内部で水の流れを遮断しながら、残り二本はそれぞれ水の流れを開放させたりあるいはその管の内部で混ぜ合わせたりと多様なことができるように設計された特殊な弁のことを指します。三個のポートを持っている特徴から、吸熱や冷却などさまざまな用途へ応用させることが可能になるのです。
制御と空調への利用
また制御や調節が容易にできるということもあって、温度式のセンサーが備えられていることも魅力なのです。三方弁は家づくりをする人たちであれば知っておきたい用語のひとつにもなっていて、最近では空調システム全般に使用されることが増えています。
3方向に流体を排出させることができる仕組みは、画期的な発明として当時は賞賛されたため、二方弁では難しかった技術もできるようになったのです。こうしたことからも、三方弁はシンプルなメカニズムを集約させながらも、賢い働きをしてくれる逸材になっているという風に見て取れます。
お役立ち情報
構造とエネルギー効率
冷却の際に入ってくる水の量を減らして、内部の温度上昇を防ぐことができれば、最終的には環境的な観点からも「節約」の方向が見えてくるのです。
水の量と圧力の関係を知れば、水が流れる量を変えたい理由も把握できる上、動力への負担を軽減させることにもつなげていくことが可能です。
取り外しには工具が必要
普段、目にすることはほぼ無い三方弁ですが、室外機の交換やエアコンの修理などを行うときには見る機会があるかもしれません。
三方弁はエアコン室外機の側面に、圧力計(サービスポート)とセットになって取り付けられていることが多いです。二方弁には何も付いていないので見分けはつきやすいでしょう(さらに概ね、三方弁のついている管の方が太いです)。
弁の開閉にはモンキースパナなど、あまり家庭には置いていない工具が必要になると思われますので、必要であれば前もって用意をしておきましょう。