ドレン:エアコン取り外し・取り付け工事用語集

エアコン取り付け工事用語の解説

ドレンは、空調関連の用語としては排水・排水口を指す言葉です。熱交換器などによって蒸気を使用した時に生じる水分を排出する機構を指します。
蒸気は熱エネルギーを持っていますが、この中で潜熱というエネルギーがあります。この潜熱が蒸気から被加熱物のほうに移動すると、水の姿となります。

潜熱は気化熱と呼ばれることもあります。水が液体から気体になる時に外部からこの潜熱を受け取って気体になりますが、期待から液体になる時には放出しなければなりません。もしくは放出することで液体になると考えます。水が100度に達した高温の熱水から飽和となり、気化します。そしてその蒸気は同じく100度の高温です。これが潜熱を失うと液体になりますが、この時点では同じく100度です。

ドレンホース類は素材が重要

同じ温度の中でエネルギーの授受により、その姿を変えます。高温であることで、使用する用具の選別が重要なポイントとなります。劣化についても配慮すべきです。また取扱いには充分な注意が必要です。

お役立ち情報

水滴や結露=故障?

暖房時に室外機の下から水が垂れてくることがあります。これが故障ではないかと心配する方も多く見られますが、故障ではないことがほとんどです。 通常、室外機の底面に、ドレンソケットをドレンホースにつなぎ、排水を行います。しかし日中でも0度を下回ることがあるような地域では、凍結のおそれがあります。

それによる不具合を避けるため、それらを取りつけないことが多く見られます。また寒冷地のような問題がなくても、液体の滴りを問題視しないことも多く、取り付けない業者も見られます。最近はソケットそのものが付属されていない製品も多々あり、取り付ける場合には取り寄せになるケースが増えています。

地面に置くような形で設置している時には気にならないものでも、壁の高い部分に設置している時には、壁の劣化なども気になるものです。稀にソケットが取り付けられない機種もありますが、おおよそは後付け可能です。まずは施行業者に相談してみるとよいでしょう。

取り外し・交換時の注意

前述のとおり水分に触れているので、劣化で割れてしまうこともあるのがドレンホースです。取り外しは、銅管に専用の工具を用いる必要がある場合もあります。
また虫や汚れのつまりで水漏れが起きている場合は、取り外さなくても掃除する方法があります。