吹出し口:エアコン取り外し・取り付け工事用語集

エアコン取り付け工事用語の解説

エアコンにおける吹き出し口と言う用語は案外誰でも聞いたことがあると思います。吹き出し口はエアコンによって作られた温風・冷風を外部に送り出す部分で、用途によって様々な形状のものがあります。

空調の吹出し口の種類

家に設置するエアコンは広範囲に風を送れるように横に広い形になっていますし、車に設置しているものは風向きを自由に調整しやすい作りになっています。

吹き出し口には以下の6種類があります。

  • 軸流型吹出し口 … 吹き出す気流が一定の軸方向で、拡散角度が小さく到達距離が大きい
  • ユニバーサルレジスタ型 … 風向きと気流の到達距離の調節が可能
  • ノズル型 … 気流の到達距離が大きい
  • ふく流吹出し口 … 吹き出し口の中心から円周の外側に向かって吹き出す
  • 線状吹出し口 … 居住域の空気の温度を良好な混合状態にすることができる
  • アネモスタット … コーンを上下させることで気流の状態を変化させることができる
  • それぞれの型にはそれぞれのメリットとデメリットがあるため、用途に合ったものを選ぶ必要があります。

    お役立ち情報

    形状と冷却効果の関係

    家づくりをする際に、どの部屋にどんな型のクーラーを設置するかによって部屋の冷却具合や消費電力が最小限にすることができる可能性があります。

    一般的な大きさの部屋をいくつか作ってそれぞれの部屋にクーラーを設置する場合は長方形の一般的なエアコンで問題ないのですが、大きい部屋を作る場合は一般的なエアコンですと吹出し口の形状が用途に合っておらず、思ったような冷却効果を得ることができないかもしれません。

    このような場合は気流の到達距離が大きいノズル型や軸流型吹出し口のエアコンを設置することで満遍なく部屋を冷やすことができます。
    また、天井につけるタイプのエアコンは四方向に冷風を送ることができ、掃除しやすいなどの利便性がありますが天井を加工する必要があるので注意が必要です。

    吹き出し口の取り外し

    エアコンの掃除をするとき、まず吹き出し口周辺を綺麗にしてしまおうと考える人も少なくないと思います。室内エアコンの吹き出し口には、「ルーバー」と呼ばれる風向きを変える装置がついているものがほとんどだと思われます。
    このルーバーを外さないと拭き掃除などがしにくいのですが、エアコンのモデルによって取り外しが容易なものと、多少難しいものがあるようです。上手く取り外せないとルーバーのプラスチックが割れたり破損したりしてしまう危険もあります。そういった場合は無理に取り外そうとせず、マニュアルのお手入れ方法に従ったり、掃除機のノズルなどを上手く使った掃除方法をしたりと工夫をしましょう。