エアコン取り付け工事用語の解説
冷凍機油とは耐久年数10年以上という非常に長持ちするエアコンなどのシステムに使われている潤滑油です。 エアコン内の冷媒用のコンプレッサーで冷凍空調機器での高温や低温などをコントロールしています。
あまり分解やオイル交換といった整備を必要としないために、コンプレッサーでの循環がうまく機能している潤滑油です。 これらによってエアコンや冷蔵庫が10年単位の耐久年数を誇るわけです。
廃油の再利用
現在では使用済みのエアコンなどは耐久性が増したために家電リサイクル法により回収され、エネルギーの再利用と同時に地球環境に対応し大気汚染や地球温暖化につながるような放出が抑えられた開発へ今世紀から移行されています。 リサイクル業者がエアコンなどから冷媒を回収して再び再利用エネルギーとしています。
この潤滑油や燃料へともとの油に戻すにはその特異な特性上は非常に難しいとされていますが、より再利用に適したエネルギーへと可能な限りさまざまな形のリサイクルへとつなげています。
お役立ち情報
潤滑油の耐久性
エアコンなどの中にあるスクロール型圧縮機には冷凍機油により、内部の摩耗や摩擦を抑えて冷媒と熱のコントロールを取り、効率をよくして機械の耐久年数をあげる潤滑性と冷凍機油は、バランスよく長時間の冷媒に耐えられるようにしているのも特徴的な性能です。 コンプレッサー自体も密閉式ですが、漏電や冷却不良などのトラブルを防いでいます。冷蔵庫では圧縮機が冷凍に特化した機能になります。
冷凍機油の種類は合成炭化水素やエーテル系でナフテン系の鉱油が使われています。それぞれの機種によって冷凍機油の交換や必要性は違っています。 また長く使用している内に付着するごみなどが要注意です。
また従来の排出ガスを考えるためこれらの漏電トラブルやエネルギー回収を考えた開発が法改正以後は電力消費も省エネ化へと進み、現在の飛躍的進歩をとげている家電製品は、 高性能の維持と故障の少ない信頼性とエネルギー消費率の効率化と耐久年数となっていくことへ、この潤滑油は貢献をしていることになります。
取り外し→取り付けは冷媒管の接合を要チェック
冷凍機油はその性質上、冷却装置から減少したりはしません。冷媒に溶解した油が再びコンプレッサーへと戻ってくる仕組みになっているからです。
ただし冷媒管の接合が上手くいっていなかったり、破損したりすると冷媒とともに空気中へ蒸発し、結果として冷房能力が低下してしまうかもしれません。このことからも、エアコンの移設や交換工事の際は管の結合具合をしっかりと確認する必要があるのです。