エアコン取り付け工事用語の解説
建物で新築や増築、また改築といったような工事をする場合には、工事請負契約書を施工業者との間で結ぶことになります。
工事請負契約書はその形態に関しも様々なものがあり、大手業者のように独自の条項を用いて作成している場合もあれば、小さな業者においては市販の契約書式を用いていたり、中には注文書的に1枚の用紙にて契約を行っている場合もあります。
工事請負契約約款の解説
工事請負契約約款は工事をする上においての業者側、施主側に各々に対して設けられた条項のことを指し、ここでは契約において想定される様々なトラブルに関する解決方法が記載されています。
第一条 乙はこの工事の図面、仕様書、約款と、これらに基いて示される詳細図、現寸図と指図によつて工事を施工する。…
第二条 当事者は相手方の書面による承諾を得なければ、この契約から生ずる自巳の権利義務を第三者に承継させることはできない。…
第六条 施工のため、第三者の生命、身体に災害を及ぼし、財産などに損害を与えたとき又は第三者との間に紛議を生じたとき、乙はその処理解決に当る。但し甲の責に帰する事由によるときはこの限りでない。…
第七条 工事の完成引渡までに契約の目的物、又は検査済の工事材料、その他施工一般について生じた損害は乙の負担とし、そのために工期の延長をしない。…
通常は総則から保証人、また、権利義務の譲渡、一括下請や一括委任の禁止、適合しない施行、監理者、工事の中止と変更、工期の延長、第三者の損害、一般損害の負担、不可抗力による損害、損害保険、部分使用、部分引渡、完成検査引渡、請求支払所有、瑕疵担保、請負代金の変更、履行遅延契約金、お互いによる工事の解除権、紛争の処理について細かく記載がなされており、大手業者の場合には他にクーリングオフや瑕疵担保御に関して特約をつけています。
お役立ち情報
トラブル回避のために
一般的に市販がなされている工事請負契約書の場合には約款が記載されてはいるものの、一般的な内容であるために実際トラブルが起きた場合には対処をすることができず、結局は住宅紛争処理センターや弁護士などに委託をすることになってしまいます。
大手業者などはクーラーなどに関してクーリングオフなどの特約を付けている場合も多く、工事請負契約における約款に関しては十分に内容を理解し、疑問点はよく確認をすることが大事です。
建設工事の重要な約款
家づくりをする上においては、通常、施工業者と工事請負契約書を締結し施行を依頼することになりますが、その中でも工事請負契約約款は大事な用語です。
工事請負契約約款は施工業者と依頼者との契約における様々なトラブルに対処するために設けられた条項の事を指し、万が一、双方においてトラブルが発生した場合には、その条項に則って対処が行なわれることになっています。
工事の際には非常に重要な内容となっており、良く精読をしておく必要があります。大手業者の場合には独自に条項を作成している場合も多く、中には、稀に、トラブルが起きた場合には業者に有利な条項が記載されている場合もあります。