エンボス加工:エアコン取り外し・取り付け工事用語集

エアコン取り付け工事用語の解説

エンボスとは紙や金属などを裏面を押し上げて浮かびあがった部分(模様)をいいます。エンボスを用いた加工の主な目的は、紙では給水や模様の作成となります。
この時裏面が凹凸する方式と特殊なインクを用いることで裏面は凹まずに表面にエンボスを形成する方法があります。

板金や布生地の加工

家作りにおいては各製品の表面や、部品において金属板等を用いてエンボス加工を用いることがあります。製品の表面の場合には模様とすることが多いですが、家電などの部品に用いる場合には耐久性能の向上や、その部品に層が作られることで断熱性が向上することを目的とする場合もあります。

加工の際には合成繊維製品は加熱しながら型押しをして,レーヨンや木綿などは生地に樹脂加工をしてから型押し,加熱することで洗濯をしても消えたりしないようにしています。金属板でも加熱しながら型枠に入れて形成することでエンボスを生み出しています。

お役立ち情報

空調に用いられるエンボス加工

部屋の壁紙や床材などにエンボス加工が利用されることがあり、その部屋の印象に直結する模様を描いたり断熱性に優れることもあり外気との間に一枚の張り紙と比べ層ができるので空調の効果を上げてくれエコにもつながります。

さらに家づくりの中で、クーラーの設置の検討は今や当たり前になっています。エコ商品も多くなり地球環境にも配慮しつつ私たちに快適な空間を生み出してくれる生活必需品のように思います。
そんなクーラーにもエンボス加工が使用されている場合があります。それがクーラーのパイプなどです。

機械の耐久性を向上

パイプは銅管の周囲を断熱材として発泡ポリエチレンの層が覆っています。この発泡ポリエチレンにエンボス加工がされている場合とされていない場合とで、断熱性と耐久性に大きな違いが出てきます。
最近では加工済みの製品が多くなっているようですが、少し古いタイプのものを使い続けている人はエンボス加工がされていないものがあるかもしれません。加工がされていないものでは耐久性が劣るので発泡ポリエチレンの層がボロボロになりそこから剥がれてしまうことがあり、それがトラブルになり修理に出される場合もあるようです。