蒸発熱:エアコン取り外し・取り付け工事用語集

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エアコン取り付け工事用語の解説

蒸発熱というのは熱力学の用語です。気化熱というのもほぼ同じ意味です。ものを液体から気体に変化させるときに必要な熱のことを言います。
液体が気体になるには、周りから熱を奪っていく必要があるのです。

身近な気化熱による現象

私たちにとって、この現象が感じられる一番身近な例は、暑いときにかく汗です。わたしたちが汗をかくのはどうしてでしょう。
それは、強い日光を浴びた場合などに体温が上がりすぎるのを防ぐためです。汗が体の表面から蒸発することで、体の熱を奪ってくれるのです。

お風呂上りなど、濡れたままで扇風機にあたると、ひんやりしますね。これもこの蒸発熱が良くわかる例です。
暑い日に、庭や家の周りに水をまく打ち水という習慣があります。これも、同じく蒸発熱を利用して家や庭の温度を下げようという生活の知恵です。
公園や森など、植物の茂った場所がひんやり感じるのも、日陰になること以外に、植物の葉から蒸発する水分による、蒸発熱により一帯の温度が下げられているためでもあります。

お役立ち情報

蒸発熱の空調の仕組みへの活用

蒸発熱は熱力学の用語と聞くと、何かむずかしそうな感じを受けますが、いくつかの例を挙げましたように、実は私たちの生活で重要な役目をはたしています。

気化熱とクーラーの関係

さきに書いた例以外に、家づくりに関連した重要な例は、いまや夏場には欠かせなくなったクーラーでしょうか。実はクーラーで部屋の温度を下げることができるのもこの蒸発熱のおかげなのです。

クーラーでは冷媒を蒸発器というところで蒸発させることで周りの空気を冷やします。この時に冷媒が吸収した熱は、戸外に設置された凝縮器で今度は、冷媒を気体から液体に凝縮させることで、戸外に排出されることになります。つまり、室内を冷やすことは、室外を温めることになるのです。

都市のヒートアイランド現象というのを聞いたことがあるかもしれません。この原因の一つは、あまりにも多くの建物で冷房を同時に働かせてしまうために、多量の熱が室内から室外に排熱されることで、都市自体の温度が上がってしまうからだと言われています。

室外機の取り付け位置

前述のとおり気化熱はエアコンの仕組みに欠かせない現象です。その特性を考えると、季節によって室外機の位置を移動してやることで、空調を効率よく運転させることができます。
具体的には、夏場は室外機を日陰かつ風通しの良い場所に移しましょう。逆に冬場は日当たりの良い場所で、温度を上げてあげると効率をアップさせることができます。

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