エアコンの取り付け方:4.配管のフレア加工

フレア加工は、冷媒ガスを室内機と室外機に循環させるための重要な作業です。

フレア加工が正確にできていないと、冷媒ガス漏れやエアコンの故障の原因となります。
必要な工具をきちんとそろえ、手順どおりに慎重に作業を進めてください。

フレア加工とは

フレア加工とは、配管パイプの中にある銅管の端をラッパ状に広げる作業を指します。

配管パイプとその中の銅管

エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管パイプを正確に接続するために行います。

エアコンの配管は、フレア加工でラッパ状に広げた銅管の口でもう一方の銅管を包み、さらに上からナットで接続部分を押しつぶすことで、隙間なく接続される仕組みになっています。

フレア部分で包んで配管を接続するイメージ

しかし、フレア加工が上手くいっていないと、配管のつなぎ目に隙間ができ、そこからエアコンの冷媒ガスが漏れ出てしまいます。
その結果、エアコンの電力効率が低下してしまいます。
エアコンを正常に運転させるために、フレア加工の作業は細心の注意を払って行いましょう。

ここからは、フレア加工の作業に必要な工具をご紹介します。

エアコン配管のフレア加工で使う工具

フレア加工に使用する工具

フレア加工の作業に必要な工具は以下のとおりです。
フレア加工は繊細な作業なので、正常に使える工具を揃えた上で作業を進めることが重要です。

工具名 説明
チューブカッター 配管パイプをカットするためのツール
リーマー バリ除去のためのツール(金属用のヤスリでも代用可能)
ナット ボルトとかみ合わせて配管をつなぐ指輪上の金属部品
フレアツール 配管のフレア加工をするためのツール

フレアツールには電動タイプもあります。
労力が軽減され、効率よく作業が進められるように思えますが、意外に加減が難しく、手順に沿った作業をしても正確なフレア加工ができない場合があるようです。
DIYでフレア加工をする場合は、手動タイプの使用をお勧めします。

DIYでフレア加工をする方法

DIYでフレア加工した後の配管

自分でフレア加工をする際の作業手順をご紹介します。
ケガを防止するために、素手ではなく軍手を装着して作業に取り掛かってください。

①配管のサイズを確認する

配管の太さをチェックする

取り付けをするエアコンの配管のサイズを確認します。

フレアツールのクランプバーには、複数のサイズの配管穴があり、正しいサイズの穴に配管を取り付けなければフレア加工ができません。

家庭用エアコンの配管サイズは、基本的に2分3分2分4分の2つの種類があります。
配管の正しいサイズを把握しておかないと正確なフレア加工ができないので、フレア加工を始める前に配管のサイズを確認します。

エアコンの配管パイプについて、詳しく調べたい方はこちらをご覧ください。
▼関連記事
エアコン取り付け工事で必要になる配管パイプの3つの追加工事

②チューブカッターで銅管を水平にカットする

チューブカッターで配管を切断する様子

銅管の必要な長さ(寸法)を取り、チューブカッターで水平にカットします。
水平にカットしないと、フレア加工も歪みます。
歪んだフレアで配管を正しく接続することはできないので、正しくフレア加工できるように水平にカットしていきましょう。

カッターの回転が速かったり、回す回数が多かったりすると配管がつぶれてしまいます。
水平な切り口にするために、カッターはゆっくり回します。

③リーマーやヤスリでバリ取りをする

バリ取りに使用するヤスリ

リーマーというツール、またはヤスリなどを使って、銅管の端に出たバリを除去します。

バリがあるときれいな真円状のフレアが作れません。
エアコンの冷媒ガスを正常に循環させるために、フレアはバリのない真円状でなくてはなりません。

リーマーで取れないバリは金属用ヤスリを用いて取り除きます。
バリ除去の作業では銅管の内側に金属粉が入り込まないよう注意します。
金属粉が内側に入り込んでしまった場合は、フレアガードという専用薬剤を綿棒に染み込ませて拭き取ります。

④フレアツールのクランプバーに銅管を挟む

フレアツールのクランプバーに銅管を挟む様子

フレアツールのクランプバーに開いている穴に、銅管のサイズと出し代を確認して銅管を挟みます。

クランプバーの穴と配管の寸法が合わないと、真円状のきれいなフレアができません。
フレアが歪んだり、サイズが小さすぎたり大きすぎると正確に配管接続ができず、冷媒ガス漏れの原因となりエアコンの動作不良を招きます。

クランプバーの穴に銅管を差し込むときは、銅管が穴から少し飛び出している状態で差し込んでください。

銅管の飛び出し具合(出し代)によって、フレアの広がりの大きさが変わります。
ただし、フレアツールのメーカーによって、適切な出し代の大きさが異なります。
取扱説明書で出し代を確認してから、サイズにあったクランプバーの穴に銅管を挟みましょう。

⑤フレアツールのコーンを所定の位置に合わせて固定する

フレアツールを銅管に合わせる

銅管が差し込まれたクランプバーに、フレアツールのコーンを合わせて固定します。
コーンの固定は、真円状のきれいなフレアを作るために重要な作業です。

固定がゆるいときれいなフレア加工ができません。フレアツールのコーンを所定の位置に合わせたらしっかり固定しましょう。

⑥ハンドルを回し、銅管をラッパ状に広げる

銅管の口にフレアを作る

フレアツールのコーンを固定したら、ハンドルを回し銅管をラッパ状に広げます。

カチッと音がしたら、締め付けができた合図です。そこからさらに2~3回ほどカチカチ鳴らして締めると作業完了です。

フレアツールを外したら、配管のフレア部分を確認してください。
光沢のある真円状のフレアができていれば、フレア加工は成功です。

フレア加工後の注意点

フレア加工の作業が完了したら、最後にフレアが正しくできているかを確認してください。
その際に注意すべき点は以下の3点です。

①フレア加工後のカット面が垂直になっているか

フレア加工をした後の配管の切り口

フレア加工後、銅管のカット面は垂直になっているでしょうか。
フレアと接続する配管のボルトと正確にかみ合わせるために、銅管のカット面は垂直でなくてはなりません。

②フレアの大きさは適切か

フレアの大きさが配管の接続に適した大きさであるか確認しましょう。
フレアが小さいと正しい配管接続ができず、冷媒ガスが漏れます。
また、反対にフレアが大きすぎるとナットが通らないので、配管のボルトと接続ができません。

小さすぎるフレアと大きすぎるフレア

③バリや傷・割れがないか

出来上がったフレアにバリや傷、割れがないかを確認します。
バリや傷、割れがあるフレアは、冷媒ガス漏れやエアコンの機能障害につながるので、配管接続には使えないからです。

フレアのバリ、傷、割れのイメージ

フレア加工に失敗したら、また銅管の端をチューブカッターで切り落とし、再度フレア加工を行って下さい。
フレア加工を誤った状態でエアコンを取り付けると、エアコンの冷媒ガスが漏れ出す可能性があるからです。

また、フレアはバリだけでなく、ホコリといった異物が入り込むことも厳禁です。
フレア加工はホコリが立たず、雨風の影響を受けない環境を確保して行いましょう。

ではフレア加工が完了した方は、完成したフレアを室内機の配管と取り付けましょう。

エアコンの配管に化粧カバーは取り付けるべき?

突然ですが、エアコン工事作業の1つに「化粧カバーの取り付け」というものがあるのをご存知ですか?
化粧カバーの取り付け作業は、追加費用が必要となるオプションの工事です。
しかし、「エアコンの化粧カバーって必要なの?」と疑問に思っている人も、多いのではないでしょうか?

実は、エアコンの化粧カバーは全ての人に必要なわけではありません。
私どもエアコンサポートセンターのお客様でも、化粧カバー取り付けを希望される方は全体の10%未満に留まっています。

「自宅のエアコンに化粧カバーを取り付けるべきか知りたい!」という方は、ぜひエアコンサポートセンターにご相談ください。
エアコン工事の専任スタッフが、あなたのご自宅の状況をヒアリングして、化粧カバーのご相談に応じます。
ご相談は無料です!お気軽にお問合せ下さい。

お電話でのお問い合わせ・ご注文も承っております

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この記事では、エアコンの化粧カバーについて知りたい方のために、以下の3点について説明していきます。

  • 化粧カバーが必要な人・不要な人
  • 化粧カバーの取り付け工事の料金
  • 化粧カバーを後付する方法

化粧カバーを取り付けようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。



化粧カバーとはエアコンの配管に取り付けるカバー

あなたは、写真のエアコンの右下に取り付けられた、樹脂のカバーを見たことはありますか?

<エアコンの化粧カバーのイメージ>

エアコンの化粧カバー

これが化粧カバーです。

エアコン取り付け工事では、家の壁に穴を開け、その穴にドレンホース・冷媒管等の配管パイプを通して、室内機と室外機をつなぎます。
しかし、壁の穴とエアコンの室内機・室外機の位置が離れている場合、配管の部分が露出して見えてしまいます。
この露出した配管を覆うカバーが、化粧カバーです。

しかし、化粧カバーの取り付け作業は、エアコン取り付けの標準工事セットには含まれておりません。
標準工事でエアコンを取り付けた場合、この露出した配管は配管テープと呼ばれるテープで、配管パイプをまとめて仕上げます。

<標準工事の配管テープ巻上げのイメージ>

配管テープが巻かれた配管

化粧カバーを使わずに配管テープを巻いただけでも、エアコンは問題なく使用することができます。

それでは、エアコンの化粧カバーを取り付けるメリットとは何でしょうか?
化粧カバーが持つ役割について、詳しくご説明していきます。

室内機側の化粧カバーを取り付けるメリット

エアコンの化粧カバーは、室内機側と室外機側の2つに分けられます。
まずは、室内機側の化粧カバーのメリットからご紹介していきます。

室内機側の化粧カバーのメリットは、エアコン配管周りの見栄えを良くすることです。

以下の2つの写真をご覧ください。
片方は配管テープで仕上げたもの、もう片方は化粧カバーを取り付けたものです。

配管テープ

配管テープで仕上げた室内機のイメージ

化粧カバー

化粧カバーを取り付けた室内機のイメージ

化粧カバーのあるエアコンのほうが、配管部分の見た目がきれいになったと思いませんか?
このように、室内機側の化粧カバーは、エアコン室内機の配管周りの印象をすっきりと見せることができます。

室外機側の化粧カバーを取り付けるメリット

室外機側に化粧カバーを取り付けるメリットは、以下の2点です。

  • エアコン室外機の配管周りの見栄えを良くする
  • エアコン配管の劣化を防ぐ

それぞれについて、詳しく説明していきます。

化粧カバーを取り付けると配管周りの見栄えが良くなる

先ほどご紹介した、室内機側の化粧カバーのメリットと同様、室外機側の化粧カバーも、配管部分の見栄えを良くすることができます。

エアコンの配管テープは白色のものが一般的です。
しかし、この白色が家の外観を悪くしてしまうことがあるのです。

黒色の壁の家を例に挙げて、説明していきます。

家の外壁と配管テープ

室外機を地面置きし、2階の部屋にエアコンを設置する場合、エアコン配管は1階から2階までの外壁に沿って取り付けられます。
しかし、先ほどご説明したとおり、エアコンの配管テープは主に白色です。
黒色の外壁に、白色テープで巻かれた配管が取り付けられることで、エアコン配管が目立ち、家の外観まで悪くなってしまいます。

それに対して、エアコンの化粧カバーはカラーバリエーションが豊富で、外壁の色に合ったものを選ぶことができます。

家の外壁と化粧カバー

家の外壁の色に合った化粧カバーを取り付けることで、配管が外壁の色となじみ、家の外観を損なわなくなります。

化粧カバーを取り付けると配管の劣化を防ぐ

化粧カバーのもう一つのメリットは、エアコンの配管を劣化から守ることです。
以下の写真は、エアコン化粧カバーの製造・販売を行う因幡電機産業株式会社が提供している、化粧カバーと配管テープの耐候性を比較したものです。

スリムダクトと配管テープの耐候性の比較

室外機は屋外に設置されるため、配管テープは雨風・日光にさらされます。
そして数年のうちにテープが劣化し、破れ・剥がれが生じてきます。

配管テープが破れると、エアコンの配管に直接雨や風、日光が当たります。
その結果、エアコンの配管が温もってしまうと、エアコンは本来の性能を発揮できなくなり、電力効率は低下します。

対して化粧カバーは、配管テープよりも耐久性に優れており、数年で劣化する心配はありません。
そのため、エアコンの室外機側に化粧カバーを取り付けることで、長期的に安心してエアコンを使うことができます。

以上がエアコンの化粧カバーを取り付けるメリットです。
それでは、化粧カバーが必要な人、不要な人はどのような人でしょうか?
詳しく説明していきます。

化粧カバーを取り付けたほうが良い人・不要な人

冒頭でもお話ししたとおり、エアコンの化粧カバーは全員に必要なものではありません。
化粧カバーを取り付けたほうが良い人・不要な人をご紹介していきます。

化粧カバーを取り付けたほうが良い人

以下の条件に当てはまる方は、エアコン化粧カバーの取り付けをおすすめします。

エアコン周りの景観を良くしたい方

化粧カバーで部屋の見栄えを良くする

エアコンの配管部分の見栄えが気になる方は、室内機・室外機ともに化粧カバーの取り付けを検討してください。
化粧カバーを取り付けて配管を隠すことで、ご自宅の景観が良くなり、より快適に過ごすことができます。

エアコンを数年以上買い替え・移設する予定がない方

エアコンを長く使う

こちらに当てはまる方は、室外機側のエアコン化粧カバーの取り付けをおすすめします。
数年以上エアコンを使用する場合、標準工事パックに含まれている配管テープ巻きでは劣化の心配があるからです。

反対に、数年以内にエアコンの買い替え・移設を予定している方は、配管テープが劣化する前に、再度エアコンの取り付け・取り外し工事を、また新しい配管に交換することになります。
そのため、耐久性を目的とした化粧カバーの取り付けは必要ないといえるでしょう。

化粧カバーの取り付けが不要な人

対して、エアコン化粧カバーを取り付ける必要がない方は、以下の条件に当てはまる方です。

エアコン室内機の裏に壁の穴を隠して取り付ける方

壁の穴の位置によっては、壁の穴をエアコン室内機の裏に隠して取り付けることも可能です。

<壁の穴を隠して取り付けたエアコンの室内機>

壁の穴を隠して取り付けたエアコン室内機

そのような方は、室内機側の化粧カバーは不要です。
配管もエアコン室内機の裏に隠れるため、部屋の中から配管が見えてしまうことがないからです。

壁の穴が隠蔽配管になっている方

隠蔽配管(いんぺいはいかん)とは、部屋の中と部屋の外とで、壁の穴の位置が異なっている穴あけの方法を指します。

<隠ぺい用配管穴のイメージ>

隠蔽配管とは

隠蔽配管は、エアコンの配管を壁の中に隠すための穴あけ方法です。
配管が壁の中に収納され、壁の外に出ることがないため、家の景観を損ねたり、雨風に打たれたりすることがありません。
そのため、室内機側・室外機側ともに、化粧カバーを取り付ける必要はありません。

以上がエアコンの化粧カバー取り付けが不要な方です。

あなたのご自宅にエアコンの化粧カバーを取り付けるかは決まりましたか?
次は、エアコン化粧カバーを取り付ける場合の工事費用について、説明していきます。

エアコン化粧カバーの取り付け追加工事費用

エアコン化粧カバーの工事費用は、以下の2つのパターンで異なります。

  • 新設エアコンに化粧カバーを取り付ける場合
  • 既設エアコンに化粧カバーを取り付ける場合

それぞれの工事費用について、詳しく説明していきます。

新設エアコンに化粧カバーを取り付けるための追加工事費用

化粧カバー取り付けには追加費用が必要

エアコンの取り付け工事と同時に、化粧カバーの追加工事を行う場合の料金相場についてご説明します。
大手家電量販店のネットショップにおける、化粧カバーの追加工事費用の相場は以下の通りです。

<新設エアコンの化粧カバー追加工事費用>

  • 室内機用・・・7,700円~
  • 室外機用・・・5,092円~

(※この記事に記載されている金額は全て税込価格です。)

ただし、化粧カバーの取り付け工事の内容は、家電量販店ごとに異なります。
工事内容の詳細は今の通りです。

ヤマダ電機
室内機用・・・要見積もり
室外機用・・・5,000円~(長さ2mまで、ヘッドカバー、端末カバー付き)
ジョーシン
室内機用・・・9,537円~(長さ2mまで、本体出口、曲がり、壁出口カバー各1個含む)
室外機用・・・4,629円~(長さ3mまで)
ケーズデンキ
室内機用・・・10,000円~(長さ1mまで、曲がり、出口各1個含む)
室外機用・・・5,000円~(長さ2mまで、本体出口、壁出口カバー各1個含む)
ヨドバシ
室内機用・・・7,000円~(長さ1mまで)
室外機用・・・5,000円~(長さ2mまで)
エディオン
室外機用・・・4,800円~

※上記の金額はすべて家電量販店のネットショップの料金を参考にしています。店舗で依頼した場合の金額とは、異なる可能性がございます。

既設エアコンに化粧カバーを取り付けるための工事費用

既設エアコンの化粧カバー工事費用は高い

それに対して、既設のエアコンに化粧カバーを取り付ける場合の工事料金の相場は以下の通りです。

<既設エアコンの化粧カバー追加工事費用>

  • 室内機用・・・17,067円~
  • 室外機用・・・19,452円~

既に設置してあるエアコンに化粧カバーを取り付ける場合は、新設エアコンの場合よりもはるかに高額な費用が必要になります。
なぜ、これほど金額が変わってしまうのでしょうか?

それは、既設エアコンに化粧カバーを取り付けるには、化粧カバーの追加工事に加えて、エアコンの取り外し・取り付け工事も必要になるからです。
すでに取り付けられたエアコンに化粧カバーを取り付けるには、エアコンの配管を動かさなければなりません。
しかし、エアコンの配管は破損しやすく、持ち上げたり曲げたりすると、冷媒ガスが漏れ出す危険性があります。

ガス漏れの危険を未然に防ぐため、エアコン工事業者は以下のような手順で化粧カバーを取り付けます。

  1. エアコンを取り外す
  2. 壁に化粧カバーを取り付ける
  3. 配管をすべて新しいものに取り替える
  4. エアコンを再度取り付ける

そのため、既設のエアコンに化粧カバーを取り付ける場合の費用は、以下のようになります。

<既設エアコンに化粧カバーを取り付ける工事の費用>

エアコン取り外し工事費用 + 取り付け工事費用 + 化粧カバーの追加工事費用

エアコンの取り外し・取り付け工事費用について詳しく知りたい方は、下記のページをご覧ください。

しかし、「化粧カバーの取り付けだけでこの料金は高すぎる!」と思う方も多いのではないでしょうか?
そのような方のために、化粧カバーを後付する方法をご紹介します。

化粧カバーを後付する方法

すでに取り付けてあるエアコンに化粧カバーを後付する方法は以下の通りです。

  1. 後付用の化粧カバーを購入する
  2. エアコンの配管の上から化粧カバーをかぶせる
  3. 化粧カバーをネジで壁に固定する

それぞれの作業内容について、詳しく説明していきます。
ただし、作業手順は化粧カバーの種類によって異なる場合がございます。
実際に取り付ける際には、取扱説明書をよく読んで行ってください。

1.後付用の化粧カバーを購入する

後付用の化粧カバーを選ぶ

エアコンの化粧カバーは必ず、後付用のものを購入してください。
後付専用の化粧カバーは、配管を極力動かさずに化粧カバーを取り付けられる設計になっているからです。

先ほどご説明したとおり、取り付けた後のエアコン配管を動かすと、冷媒ガスが漏れ出す危険性があります。
安全に化粧カバーを取り付けるために、化粧カバーは後付専用のものを選びましょう。

代表的な後付用化粧カバーは以下の通りです。

2.エアコンの配管の上から化粧カバーを取り付ける

化粧カバーの位置調節

配管の上に化粧カバーをかぶせ、化粧カバーの位置を調整します。
この時、エアコンの配管を動かさないように注意してください。

3.化粧カバーをネジで壁に取り付ける

ネジ止め

化粧カバーの位置が決まったら、配管を傷つけないよう注意しながら、化粧カバーをネジで壁に留めてください。
化粧カバーがしっかりと壁に固定されたら、化粧カバーの取り付けは完了です。

化粧カバーの取り付け工事を安くする方法

ここまではエアコンの化粧カバーの料金や、取り付け方について説明してきました。

もし化粧カバーの取り付け作業を工事業者に依頼したい場合は、ぜひエアコンサポートセンターにお問い合わせください。

エアコンサポートセンターならば、1本のお電話のみで最大5社のエアコン工事業者の見積もり料金を比較することができます。
見積もり比較は24時間【無料】でご利用いただけます。安くエアコン取り外し工事をしたい方は是非ご利用下さい。

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取り外したエアコンの処分費用と無料で回収してもらう方法

突然ですが、あなたはエアコンの正しい処分方法を知っていますか?
実はエアコンの処分方法は法律で細かく定められています。
誤った方法でのエアコン処分は、不法投棄による環境汚染や、処分費用の高額請求等の金銭トラブルを引き起こす可能性があります。

今回は、正しいエアコンの処分方法と、その費用についてご紹介します。
法律に沿って適切にエアコンを処分し、環境汚染や金銭トラブルを防ぎましょう。

エアコン処分は家電リサイクル法の対象

エアコン処分方法は家電リサイクル法で決まっている

エアコンの処分方法は、家電リサイクル法という法律で定められています。

家電リサイクル法とは、一般家庭や事務所から排出された家電製品(エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)から、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。
(出典:www.meti.go.jp

この法律の施工により、家電4品目(エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)を処分する時には、消費者は商品のリサイクルに必要な費用を支払うことになりました。
消費者が負担する費用は以下の2種類です。

  • リサイクル料・・・メーカーによって、家電を再商品化するための費用です。処分する家電の種類やメーカーによって、金額は異なります。
  • 収集運搬料・・・業者が家電を収集するための移動にかかる費用です。業者や回収エリアによって、金額は異なります。

家電リサイクル法の施工前は、使用済みのエアコンの約半分は埋め立てられ、環境汚染の原因となっていました。
しかし、家電リサイクル法によってエアコンの再商品化が進んだことで、平成27年度に環境省が行った家電リサイクル実績についての調査は、エアコンのリサイクル率は93%にまで改善したことが明らかになっています。

エアコンを処分する方法

エアコンの処分方法は4通り

家電リサイクル法に沿って、エアコンを処分する方法は、以下の4つです。

  • 家電量販店に引き取り処分を依頼する
  • 自治体に引取りを依頼する
  • 指定の処分場所に自分で持参する
  • 不用品回収業者に処分を依頼する

それぞれの方法について、詳しく説明していきます。

家電量販店にエアコンの引き取り・処分を依頼する場合

下記の条件に当てはまる家電量販店には、エアコンの処分を依頼することができます。

  • 処分するエアコンを購入した家電量販店
  • 買い替え用の新しいエアコンを購入した家電量販店

家電量販店にエアコン処分を依頼する手順は、以下の通りです。

  1. 家電量販店のカウンターでエアコンの処分を依頼する
  2. 家電量販店にて家電リサイクル券をもらう
  3. 家電量販店から紹介された業者が、エアコンの引き取りに来る

家電リサイクル券とは、消費者が適切にエアコンのリサイクルを行ったことを証明する書類です。

【家電リサイクル券のイメージ】

家電リサイクル券の見本

(出典:www.kaden-recycle.net)

受け取った家電リサイクル券は、大切に保管しておきましょう。

またリサイクル料・収集運搬料を支払うタイミングは、家電量販店によって異なります。
家電量販店のカウンターで処分を依頼をする際に、処分費用の支払いタイミングも確認してください。

自治体にエアコンの引き取り・処分を依頼する場合

現在お住まいの地域の自治体に、エアコンの処分を依頼する方法は以下の通りです。

  1. 郵便局に備え付けられている家電リサイクル券に、必要情報を記入する
  2. 郵便局窓口、またはゆうちょ銀行でリサイクル料を支払う
  3. 自治体が指定する業者に連絡し、引取作業の依頼をする
  4. 自治体や指定業者が、エアコンを引き取りに来る

エアコンの引き取り・処分に対応する業者は、お住まいの市・区によって定められています。
引取作業を依頼する際は、下記のページより対応可能業者を探し、お問い合わせください。

東京都の問い合わせ先:東京都環境公社 家電リサイクル受付センター
※東京都の家電リサイクル受付センターが対応しているエリアは以下の通りです。
東京23区(千代田区,中央区,港区,新宿区,文京区,台東区,墨田区,江東区,品川区,目黒区,大田区,世田谷区,渋谷区,中野区,杉並区,豊島区,北区,荒川区,板橋区,練馬区,足立区,葛飾区,江戸川区)

大阪市の問い合わせ先:大阪市:家電リサイクル法対象品目の出し方

横浜市の問い合わせ先:横浜家電リサイクル推進協議会

名古屋市の問い合わせ先:名古屋市【家電リサイクル法対象機器の処理方法】

自分で指定引取場所にエアコンを持参する場合

指定引取場所とは、家電リサイクルを適切に行うために、都道府県ごとに定められた使用済み家電の収集所です。
自分でエアコンを引取場所まで持参することで、業者によるエアコンの収集運搬が不要になります。
それにより、業者に支払う収集運搬費用を節約することができます。

自分でエアコンを運搬する場合の手順は以下の通りです。

  1. 郵便局に備え付けられている家電リサイクル券に、必要情報を記入する
  2. 郵便局窓口、またはゆうちょ銀行でリサイクル料を支払う
  3. 指定引取場所に連絡し、持込が可能な日時を確認する
  4. 指定の引き取り場所までエアコンを持参する

お近くの引取場所は、家電リサイクルセンターの【指定引取場所のご案内】をご確認ください。

不用品回収業者に依頼する場合

不用品回収業者にエアコンの処分を依頼する手順は、以下の通りです。

  1. ネットやチラシなどから、不用品回収業者に連絡して回収作業を依頼する
  2. 業者が自宅までエアコンを引き取りに来る

ただし、不用品回収業者を選ぶ際には注意が必要です。

本来、家庭用のゴミを回収するには、「一般廃棄物収集運搬業の許可」、もしくは「市町村の委託」が必要とされています。

しかし、許可を受けていない業者による違法な回収も多数存在しています。
そして、そのような業者によって、回収した物品が不法投棄されたり、回収費用として高額な請求を受けたりといった被害も報告されています。
2007年度に確認された廃品業者とのトラブルは220件にものぼります。(国民生活センター【廃品回収業者とのトラブルに注意!】より)

違法な業者によるトラブルを避けるため、業者が正しい許可を持っているか、下記の方法で確認しましょう。

  • 不用品回収業者のホームページ内に、「一般廃棄物収集運搬業」の許可についての記載があるかを確認する
  • 自治体に連絡して、委託業者かどうかを問い合わせる

上記のいずれかの方法で確認ができた業者にのみ、エアコンの処分を依頼してください。

エアコン室外機を処分する時の注意点

重い室外機の処分には注意が必要

エアコン処分の作業内容は、業者によって異なります。
業者に処分・回収を依頼する際には、業者が請け負う作業の内容も必ず確認しておきましょう。

中でも気をつけなければならないのが、エアコン室外機の処分です。
回収業者によっては、家の中から外にエアコンを運び出す作業は対応していない場合もあります。

しかし、エアコンの室外機は大変重く、大きなものでは50kgを超えます。
特にお年寄りや女性など力の弱い方は、自力での運び出しは困難になるでしょう。

家電量販店や自治体・不用品回収業者にエアコン処分を依頼する際には、エアコンの運び出しも対応してもらえるのかどうかを、事前に確認しておきましょう。

エアコンの処分費用

エアコンの処分には費用がかかる

家電リサイクル法の施工により、消費者はエアコンを処分する際に、処分費用を支払わなければなりません。
エアコンの処分にかかる費用について、詳しく説明していきます。

エアコン処分のみを行う場合の費用

エアコンの処分費用は業者によって異なる

エアコンの処分に必要は費用は下記の通りです。

<エアコン処分にかかる費用>

リサイクル料 + 収集運搬料 = エアコンの処分費用

処分方法ごとの、エアコン処分費用をご紹介します。
なお、以下の金額はすべて税別価格で記載しております。

家電量販店で処分する場合

大手家電量販店5社のエアコン処分費用の相場は以下の通りです。

大手家電量販店の処分費用相場 1,540〜2,530円(税込)

この料金は、以下の家電量販店5社の処分費用を参考としております。
※2016年11月30日時点 ネット調査より

  • ヤマダ電機・・・1,900円(リサイクル料900円+収集運搬料1,000円)
  • ジョーシン・・・1,900円(リサイクル料900円+収集運搬料1,000円)
  • ケーズデンキ・・・2,300円(リサイクル料1,300円+収集運搬料1,000円)
  • ヨドバシ・・・・1,400円(リサイクル料900円+収集運搬料500円)
  • エディオン・・・1,900円(リサイクル料900円+収集運搬料1,000円)

回収エリアや条件によっては金額が変わる可能性があります。
エアコン処分を依頼する際には、必ず家電量販店に詳しい金額をご確認ください。

自治体に依頼して処分する場合

自治体のエアコン処分費用は、エリアによって異なります。
自治体の指定業者に引取処分を依頼する際に、料金を確認しましょう。

自分で指定引取場所までエアコンを持参する場合

自分で指定引取場所までエアコンを運ぶ場合は、収集運搬料はかかりません。
そのため、エアコン処分にかかる費用は、リサイクル料のみです。

このリサイクル料は、エアコンのメーカーごとに最低料金が定められています。
主な家電メーカーのリサイクル最低料金は以下の通りです。

主な家電メーカーのエアコンリサイクル料の最低料金 990円(税込)

※主は家電メーカーとは、ダイキン・東芝・三菱電機・パナソニック・日立を指しています。

ただし、一部のメーカーでは、料金が異なる場合がございます。
各メーカーの詳しい料金は、家電リサイクル券センターの再商品化等料金一覧をご確認ください。

不用品回収業者に依頼する場合

不用品回収業者の収集運搬料は、業者によって大きく異なります。
料金をネット上に公開していない業者も数多くいるので、その場合は依頼する不用品回収業者にメール、または電話で問い合わせ、料金の確認を行いましょう。

以上がエアコンの処分のみを行う場合にかかる費用です。

エアコンの処分と取り外しを行う場合の費用

取り外し工事の費用は4,000〜6,000円

対して、エアコンの処分と同時に取り外し工事も行う場合には、以下の費用が発生します。

<エアコンの取り外し・処分にかかる費用>

エアコンの取り外し・処分にかかる費用 = エアコン取り外し工事の費用 + エアコン処分費用

そのため、エアコンの取り外し工事もあわせて行う場合には、先ほどご紹介したエアコン処分費用に加えて、取り外し工事費用も必要となります。
エアコンの取り外し工事の費用相場は以下の通りです。

エアコン取り外し工事の費用相場 4,400〜6,600円(税込)

この料金の詳細は、【家庭用エアコン取り外し工事の費用と相場】をご確認ください。

エアコンを無料で回収してもらう方法

買取やネットオークションでエアコンは無料で処分できる

ここまでは、エアコンを処分するときに必要となる費用について、ご説明しました。
しかし、できることならばエアコンを無料で回収してもらいたい、と考える方も多いのではないでしょうか。

以下の方法を用いれば、エアコンを無料で回収してもらえる可能性があります。

  • 買取業者にエアコンの買取を依頼する
  • ネットオークションで中古エアコンとして販売する

それぞれの方法について詳しく説明していきます。

買取業者にエアコンの買い取りを依頼する

買取査定でエアコン処分をお得にする

エアコンの買取業者に依頼すれば、エアコンを無料で引き取ってもらえる場合があります。
エアコン本体やその部品に価値があれば、買取業者が回収後に転売することができるからです。
この方法を用いれば、エアコンの処分費用を無料にすることができます。

しかし、すべてのエアコンで無料回収を行っているわけではありません。
中古のエアコンとして価値があるのは一般的に、製造から5年以内のものと言われているからです。
それ以前に製造されたものは、価値が下がってしまっているため、無料引き取りをしてもらえる可能性は低いです。

反対に、エアコンの価値が高い場合は、買取業者よりお金が支払われる場合もあります。
高値がつきやすいエアコンの条件は以下の通りです。

  • エアコンに傷や汚れがない
  • 空気清浄機能や内部クリーニング等の機能が充実している
  • リモコンや取扱説明書等の付属品がある

多くのエアコン買取業者が、無料出張査定を行っています。
エリア別の主な買取業者をご紹介します。
エアコンの買取査定を希望する方は、下記の業者等に連絡してください。

ネットオークションで中古として販売する

ネットオークションでもエアコンを売ることができる

ネットオークションの普及により、中古エアコンもネットで多く出回るようになりました。
ネットオークションを用いることで、個人でも希望価格を設定して、エアコンの販売をすることができます。

中古エアコンの販売に利用されているネットオークションとして、代表的な2つのサービスをご紹介します。

ヤフオク!
ヤフオク!の特徴は、決済フローや発送方法などをヤフオク側が定めているため、初心者でも出品がしやすいという点です。
ただし、落札時には、仲介手数料として落札金額の8.00%(税別)をヤフオク側に支払わなければなりません
ジモティー
ただし、ジモティーには決済や補償機能がありません。
商品の引渡し方法や料金の支払いに関しては、落札者側と直接交渉する必要があります。
詳しいフローは、ジモティーの【初めての方へ】のページをご覧ください。

買取業者やネットオークションで中古エアコンを販売するためには、エアコンをより良い状態で保存することが大切です。
その上で必要となるのが、エアコン工事専門業者によるエアコンの取り外し作業です。

エアコン取り外し工事を自分で行った場合には、工事失敗により冷媒ガスが漏れ出す可能性があります。
冷媒ガスの漏れ出しはエアコンの電力効率の低下につながり、結果的にエアコンの価値を落としてしまいます。

エアコンの価値を高めるために、エアコンの取り外しは専門業者に依頼しましょう

エアコンの取り外し工事を激安価格で行う方法

エアコン工事にかかる費用は、業者によって大きく異なります。
そのためエアコン工事費用をより安くするためには、少なくとも3社の見積もり比較が必要といわれています。

しかし、複数のエアコン工事業者に連絡して、自宅のエアコンの状況を細かく説明するのはとても大変です。

エアコンサポートセンターならば、1本のお電話のみで最大5社のエアコン工事業者の見積もり料金を比較することができます。
見積もり比較は24時間【無料】でご利用いただけます。安くエアコン取り外し工事をしたい方は是非ご利用下さい。

お電話でのお問い合わせ・ご注文も承っております

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家庭用エアコン取り外し工事の費用と相場

エアコンの買い替えや処分の際には、必ず発生するエアコンの取り外し工事。
「自宅のエアコンを取り外すには、いくらかかるのだろう?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

エアコンの工事料金は、エアコンの状態や設置条件によって大きく変動します。
そのため、5,000円未満で取り外しができる方もいれば、取り外し工事に数万円もかかってしまう方もいます。

エアコンの取り外しにかかる費用は、標準工事費用、追加工事費用、処分費用の3つの費用の合計で決まります。

今回は、エアコン取り外し工事の費用相場と、追加工事、そして処分の料金相場についてご説明していきます。
ご自宅のエアコン取り外し工事の費用を考える上での参考にしてください。


家庭用エアコンの取り外し標準工事費用

標準工事の費用相場は4,000~6,000円

大手家電量販店のエアコン取り外し標準工事の費用相場は以下の通りです。

エアコン取り外し工事の費用相場 4,400〜6,600円

(本文中の金額は全て税込価格です。)

この料金は以下の家電量販店5社のエアコン取り外し工事費用を参考としております。

  • ヤマダ電機
  • ジョーシン
  • ケーズデンキ
  • ヨドバシ
  • エディオン

標準工事とは、エアコンを取り外すための必要最低限の作業項目を指します。
そのため、標準工事費用がエアコン取り外しの最低料金となります。

一般的な標準工事に含まれている作業は以下の通りです。

  • 地面の上やベランダに設置されている室外機の取り外し
  • 室内機の取り外し
  • 配管類の撤去
  • 冷媒ガスの回収(ポンプダウン)
  • 配管穴のパテ埋め

ただし、標準工事に含まれる作業項目は、家電量販店によって異なる場合があります。
エアコン取り外し工事を依頼する際には、標準工事費用に含まれている作業の内容を必ず確認しましょう。

家電量販店ごとのエアコン取り外し費用

取り外し工事費用は家電量販店ごとに異なる

家電量販店ごとのエアコンの取り外し標準工事費用をご紹介します。

ただし、以下の工事内容や料金は、それぞれの家電量販店が運営するオンラインショップで新しいエアコンを購入したお客様のみを対象としています。
エアコン取り外し工事のみの依頼は受け付けていないため、オンラインショップ以外の場所でエアコンを購入する方は、あくまで料金相場の目安としてお使い下さい。

ヤマダ電機

エアコン取り外しの標準工事費用は、6,000円です。
ただし、上記の金額は、エアコン取り付け工事も同時に行った場合に限ります。
取り外し工事のみの訪問には、別途出張料が発生します。

出張料金は工事を行うエリアによって異なります。
詳しい料金はヤマダウェブコムのお問い合わせ窓口にてご確認下さい。

ジョーシン
エアコンを取り外し、新品エアコンに付け替える場合の取り外し標準工事費用は4,100円です。
また、エアコンを移設する際の取り外し標準工事費用は、以下の通りです。

  • 3.6kWまで・・・6,700円
  • 9.6kWまで・・・8,700円
ケーズデンキ

ケーズデンキの標準工事料金は5,000円です。
ただし、取り外すエアコンの設置方法が、ケーズデンキが行うエアコン取り付け標準工事の設置方法とは異なる場合、追加費用が必要となります。
ケーズデンキの取り付け標準工事の内容は、【設置・工事料金について】にてご確認ください

ヨドバシ

ヨドバシの取り外し工事料金は4,000円です。
ただし、工事作業日とは別の日に、専門業者による訪問見積もりを希望する場合は、3,000円の見積もり出張料がかかります。

エディオン

新しく購入したエアコンの取り付け工事と同日に取り外し工事を行う場合、標準工事費用は5,000円です。
別日に行う場合は、取り外し工事費用は8,000円となります。

以上より、
エアコン取り外しの標準工事を依頼する場合、家電量販店5社の中ではヨドバシの4,000円が最安値であることがわかりました。

エアコン取り外し工事で発生する追加費用

追加費用も比較が必要

エアコンの工事料金を確認する上で忘れてはならないのが追加工事です。
追加工事の発生により、標準工事に追加料金が上乗せされ、思わぬ出費につながることもあるからです。

中でも最も代表的なのが、室外機の特殊設置による追加工事です。

エアコン室外機の特殊な設置方法

室外機の設置方法

エアコン室外機の置き場所がないご家庭などでは、室外機を特殊な方法で設置する場合があります。
主な設置方法は以下の4つです。

  1. 屋根置き
  2. 屋根置きとは、家の屋根の上に架台を設置し、その上に室外機を取り付ける方法です。
  3. 壁掛け
  4. 壁掛けは、家の壁に架台を取り付けて室外機を設置する方法です。

  5. 公団吊り
  6. 公団吊りとは、ベランダの天井から架台を吊り下げて、その上に室外機を設置する方法を指します。
    この方法は、あらかじめベランダの天井に専用の金具がついている場合のみ使うことができます。
  7. 立ち下ろし
  8. 立ち下ろしとは、室外機を1階、室内機を上層階に設置して配管でつなぐ方法を指します。
    業者によっては、立ち下ろしで設置された室外機の取り外し工事では、追加料金がかからない場合もあります。

エアコンの室外機の設置方法について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
▼参考記事
エアコン室外機の設置場所がない!そんな時に知っておくべき5つの設置方法

家電量販店ごとの室外機特殊設置の追加費用

追加費用の確認には訪問見積もりが必要

エアコン取り外しの標準工事は、以下の条件を満たした室外機の取り外しのみを想定しています。

  • 室外機と室内機の設置場所が同一階であること
  • 室外機が地面やベランダの床の上に置かれていること

そのため、先ほどご紹介した特殊方法で設置された室外機を取り外すには、追加費用が必要になります。

家電量販店ごとの追加費用は以下の通りです。

ヤマダ電機
  • 屋根置き:9,000円~
  • 壁掛け:9,000円~
  • 公団吊り:9,000円~
  • 立ち下ろし:7,000円~
ジョーシン
ジョーシンの追加費用は、その後行うエアコンの取り付け工事の内容によって異なります。

<新品エアコンを付け替える時の取り外し追加費用>

  • 屋根置き:5,100円~
  • 公団吊り:5,100円~

<エアコンを移設する時の取り外し追加費用>

  • 屋根置き:エアコンの冷房能力が3.6kWまでなら8700円~、9.6kWまでで9800円~
  • 壁掛け: 3.6kWまでなら8700円~、9.6kWまでで9800円~
  • <公団吊り:3.6kWまでなら8700円~、9.6kWまでで9800円~
ケーズデンキ
  • 屋根置き:8,000円~
  • 壁掛け:8,000円~
  • 立ち下ろし:8,000円~

エディオンとヨドバシのホームページ上には、室外機の設置場所による追加費用の記載はありませんでした。
しかし、エディオンやヨドバシでも、特殊な場所に設置されている室外機の取り外しには、追加料金が必要となります。
具体的な料金を知りたい方は、工事業者に見積もりの依頼をして下さい。

ネット上の価格では、特殊な場所に設置された室外機の取り外し費用はジョーシンが最安値となりました。
しかし、追加工事にかかる費用は、専門業者による訪問見積もりを行わなければ、正しい料金を出すことはできません。
上記の金額は、あくまで目安としてお考え下さい。

その他に追加費用がかかるケース

追加料金がかかる条件

エアコンの取り外し工事で追加費用が発生するのは、室外機の設置場所によるものだけではありません。
以下の条件に該当するケースでは、追加料金がかかる可能性があるので、事前の確認が必要です。

1. エアコンの故障により、冷房運転ができない場合

壊れたエアコンの取り外しには追加費用がかかる

エアコンの冷房運転が正常にできない方は、取り外しを行う際に追加工事が発生します。
冷房運転ができないエアコンは、取り外しの際のポンプダウン作業が正常にできないからです。

ポンプダウンとは、エアコンの内部を循環する冷媒ガスを室外機の中に閉じ込める作業を指します。
その際にエアコンのスイッチを入れて、冷房運転をする必要があります。

冷房運転ができない場合は、室外機の弁を調節してポンプダウンを行わなければなりません。
そのための追加費用として、作業料金の上乗せが発生します。

2. ガスエアコンを取り外す場合

ガスエアコンの取り外しには追加費用がかかる

ガスエアコン(正式名称:ガスヒートポンプエアコン)とは、電気の代わりにガスのエネルギーを使って稼動するエアコンを指します。
一般的には業務用エアコンとして使われておりましたが、電力使用量が電気式のエアコンの1/10以下に削減できることから、近年家庭用エアコンとしても注目を集めています。

ガスエアコンの工事費用は、一般的なセパレートエアコンのものとは大きく異なります。
標準工事料金もガスエアコンに関しては適用されないため、ガスエアコンを取り外す予定がある方は、電話見積もりの段階で工事業者にご相談下さい。

なお、ガスエアコンの取り外しの際には、工事日前にご契約のガス供給会社に連絡を入れ、ガスの閉栓の手続きを済ませておきましょう。
ガス供給会社の連絡先は、東京電力エナジーパートナーが運営する引越れんらく帳より調べることができます。

エアコンの処分費用の目安

エアコン処分費用の相場は1,400~2,000円

エアコンの処分には、リサイクル料金と収集運搬費用がかかります。

■リサイクル料金とは

リサイクルプラントに運ばれた使わなくなった製品は、解体され、鉄、プラスチックなどの素材ごとに分類され、再利用されます。また、フロン等の有害物質は適正に処理されます。こうした過程に必要なコストをご負担いただくのが、リサイクル料金です。

■収集・運搬料金とは

家電販売店が引き取った使わなくなった製品は、「指定引取場所」という中継所に一時保管された後、リサイクルプラントへと運ばれます。
このうち、皆様の排出場所(ご家庭)から指定引取場所までの収集・運搬に必要な費用は、排出者の方にご負担いただくようになっています。
収集・運搬料金は、各家電販売店がそれぞれ定めていますので、実際の金額は各家電販売店にお問い合わせください。
(出典:www.kaiketsukr.com)

そのため、リサイクル料金と収集・運搬料金の合計が、エアコンの処分費用となります。

以下は、家電量販店ごとの処分費用の最低料金です。
ただし、リサイクル料金はエアコンのメーカーや機種によって変わります。
また収集運搬料もエリアによって異なる場合があるため、詳しくは各家電量販店までお問い合わせ下さい。

ヤマダ電機
  • リサイクル費用:900円
  • 収集運搬料:1,000円
  • 処分費用合計:1,900円
ジョーシン
  • リサイクル費用:900円
  • 収集運搬料:(買い替えの場合)1,000円、(引取りのみの場合)3,000円
  • 処分費用合計:(買い替えの場合)1,900円、(引取りのみの場合)3,900円
ケーズデンキ
  • リサイクル費用:900円
  • 収集運搬料:1,000円
  • 処分費用合計:1,900円
ヨドバシ
  • リサイクル費用:900円
  • 収集運搬料:500円
  • 処分費用合計:1,400円

ただし、上記の価格は新規購入したエアコンを届ける場所・日程が、回収作業を行う場所・日程と同じである場合のものです。
作業場所や作業日が異なる場合、収集運搬料は2,500円となります。

エディオン
  • リサイクル費用:900円
  • 収集運搬料:1,000円
  • 出張費:2,000円(商品購入時にリサイクル回収を申し込んだ場合は無料)
  • 処分費用合計:3,900円

家庭用エアコンの処分方法、料金について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
▼参考記事
取り外したエアコンの処分費用と無料で回収してもらう方法

エアコンを取り外した後に設置する場合の取り付け費用

取り付け工事の費用相場は9,515~24,000円

エアコンを取り外してから別の場所に再度取り付けを行う、移設工事をする場合には、取り外しの工事費用に加えて取り付け工事費用も必要になります

大手家電量販店5社の取り付け工事費用相場は以下の通りです。

エアコン取り付け工事の費用相場 10,467円~26,400円(税込)

詳しい料金については、【エアコン取り付け工事の費用相場】をご覧下さい。

エアコンの取り外し工事を激安価格で行う方法

見積もり比較で工事費用が安くなる

エアコン工事にかかる費用は、業者によって大きく異なります。
標準工事費用と追加工事費用、そして必要であれば処分費用を工事業者に確認して、最安値の業者を選びましょう。

しかし、複数のエアコン工事業者に連絡して、自宅のエアコンの状況を細かく説明するのはとても大変です。

エアコンサポートセンターならば、1本のお電話のみで最大5社のエアコン工事業者の見積もり料金を比較することができます。
見積もり比較は24時間【無料】でご利用いただけます。安くエアコン取り外し工事をしたい方は是非ご利用下さい。

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エアコンの取り外し工事を自分でする方法|手順と注意点、専門業者に依頼した方が良いケースを紹介

エアコンの取り外しは、工事業者に依頼した場合、およそ6,000円の費用がかかります。
「自分でエアコンを取り外して、料金を無料にしたい!」と思う方も多いのではないでしょうか?

エアコン取り外し工事手順のイラスト

エアコンの取り外し作業は、基本的に専門の資格等は不要で誰でも行うことが可能です。

下記の手順でエアコンの取り外し作業ができます。

  1. エアコンの搬出経路を確保する
  2. 室内機の下に養生マットを敷く
  3. 室外機の側面カバーをドライバーを使って開ける
  4. ポンプダウンで冷媒ガスを回収する
  5. 電源プラグをコンセントから抜く
  6. 外したバルブキャップを付け直す
  7. 室外機を取り外す
  8. 室内機を取り外す
  9. 配管パイプを養生する

所用時間は不慣れな方でも40分~1時間程度で作業を終えることができます。
自分で行えば、道具類を買いそろえるための1,000~2,000円程度の費用で取り外し工事が可能です。

この記事では、エアコン取り外し工事を自分で行う方法を解説します。

※注意※
自分でエアコンを取り外す場合には、メーカーが発行する据付説明書や取扱説明書をよく読んで、慎重に取り外してください。
またエアコンの取り外しに失敗すると、エアコンの故障や事故を引き起こす危険があります。
エアコンの種類などによっては自分で行わず、専門業者に依頼した方が良いケースもあります。
中には危険な作業も伴うため、無理をせず、専門業者に依頼をした方がおすすめです。

エアコンの取り外しに必要な道具

エアコンの取り外しに必要な道具

まずはエアコンの取り外しに必要な道具・工具を紹介します。

エアコンの取り外し作業に特殊な工具は不要です。
いずれも近所のホームセンターや100円ショップで購入できるもので十分取り外し作業ができます。

エアコンの取り外しに必要な道具は以下の通りです。

<エアコンの取り外しに必要な道具>

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • モンキーレンチ
  • 六角レンチ
  • カッター
  • ペンチ
  • ビニールテープ
  • 脚立
  • 軍手
  • ゴミ袋
  • パテ

いずれもご自宅にある道具で代用できます。
モンキーレンチやドレンホースの穴埋め用のパテはご自宅にない家庭も多いかと思いますが、ホームセンターでどちらも1,000円程度で購入できます。

お持ちでない方は通販なども活用して購入しましょう。

エアコンの取り外しの手順

ではエアコンの取り外し作業を解説します。
エアコンの取り外しは、長くても60分ほどで完了します。

下記の手順でエアコンを取り外すことができます。

  1. エアコンの搬出経路を確保する
  2. 室内機の下に養生マットを敷く
  3. 室外機の側面カバーをドライバーを使って開ける
  4. ポンプダウンで冷媒ガスを回収する
  5. リモコンでエアコンの電源を切る
  6. 電源プラグをコンセントから抜く
  7. 外したバルブキャップを付け直す
  8. 冷媒ガスが回収できているか確認する
  9. 室外機を取り外す
  10. 室内機を取り外す

難しい作業は少ないですが、手順通り丁寧に作業しないと、エアコンの故障につながるだけでなく、コンプレッサの爆発などによって大きな怪我をする危険があります。

手順は飛ばしたりせず、順番通りに作業するようにしてください。

各手順について詳しく解説していきます。

エアコンの搬出経路を確保する

障害物が多すぎると室外機が撤去できない場合があります

まずはエアコンの室外機の設置場所から撤去するまでの搬出経路を確保してください。

搬出経路が確保できないと、エアコンを取り外しても、室外機を撤去できず、結局専門業者の力を借りることになってしまうことがあるからです。

とくにエアコンを設置してから、隣に新しい建物が建ったり、草木が生えて障害になっていたりすると、室外機を安全に運び出すことができません。

いきなりエアコンの取り外し作業に入るのではなく、まずは搬出経路を確認し、室外機を安全に運び出せるかどうか確認しましょう。
また室外機周辺も十分な作業スペースを確保できるかどうかも併せて確認するようにしてください。

室内機の下に養生マットを敷く

部屋の中に養生をする

エアコンの室内機の下に、養生用のマットを敷いてください。
室内機の取り外しは、脚立に乗って行います。
マットを敷いていないと、脚立の脚や落下した工具で部屋の床を傷つける可能性があるため、必ずマットを敷くようにしてください。

また、養生マットを敷くことで、室内機から落ちるホコリもカーペットで受けることができます。

エアコンの養生とは?

室外機の側面カバーをドライバーを使って開ける

準備ができたら取り外し作業に入ります。

まず、エアコン室外機の側面にあるカバーをプラスドライバーで丁寧に外してください。

室外機のカバーのネジをドライバーで丁寧に外します

室外機は屋外に設置されているため、金属部分がサビてしまっていることがあります。ネジがサビついてしまっていると、硬く外れにくなってしまい、無理に外そうとすると、ネジの頭がつぶれてドライバーで外せなくなってしまいます。

ネジがさび付いてしまっている場合は、防錆潤滑剤を噴霧するなどして、外すようにしてください。
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この際、電源コードなどに触れてしまうと、感電してしまう恐れがあります。
不用意に触れないように注意してください。

また外したネジは取り付け時で使うので、無くさないように保管してください。

ポンプダウンで冷媒ガスを回収する

室外機のネジを外すことができたら、ポンプダウンの作業に入ります。

ポンプダウンとは、エアコンの配管内を循環している冷媒ガスを、室外機の内部に閉じ込める作業のことです。

エアコンの冷媒は主にフロンガスが用いられています。フロンガスは地中温暖化を引き起こす、温室効果ガスの1種です。
仮にポンプダウンを行わずにエアコンを取り外すと、フロンガスが大気中に漏れ出し、オゾン層の破壊、地球温暖化につながってしまいます。
また冷媒ガスが漏れ出て、十分に充填されていないエアコンは、冷暖房効率が大きく低下してしまいます。

ポンプダウンは法律に定められた大事な作業なので、丁寧に行ってください。
ポンプダウンの手順は下記の通りです。

  1. 2本の配管のバルブキャップを外す
  2. 強制冷房運転をする
  3. 送り側(細い方)の配管のバルブを締める
  4. 2~3分間強制冷房運転を続ける
  5. 受け側(太い方)の配管のバルブを締める
  6. 速やかにエアコンを停止する

ポンプダウンの作業を誤ると、冷媒ガスが漏れ出たり、コンプレッサーに過負荷がかかったりし、最悪の場合、爆発事故につながる恐れもあります。

エアコン取り外し作業の中でも最も重要な作業に当たるので、注意して作業を行ってください。

自分でエアコンのポンプダウンをする方法

2本の配管のバルブキャップを外す

先ほど外したカバーを開けると、2本の配管が室外機に接続されていることが確認できます。

接続部分に六角形のバルブキャップが取り付けられているので、2つともモンキースパナを使って反時計回りに回して外してください。
この際、誤って配管が接続している六角ナットの方を外さないよう注意してください。

サビついて回しにくくなっている場合は、モンキースパナを2本使い、固定するようにして回すと外れやすくなります。

キャップが外れると中央に穴の開いたバルブ(弁)が見えます。
外したバルブはあとで再び付け直すため、無くさないように注意してください。

強制冷房運転をする

冷房を強制運転させる

バルプキャップを開けたら、室内機側に戻り、リモコンを使い設定温度を最低にして冷房運転をしてください。
冷房運転をすることで、エアコン内部に充填されている冷媒ガスを循環させることができます。

この際、暖房ではなく、必ず冷房運転をしてください。

夏場の場合は通常通り、冷房のボタンを押せば問題ありませんが、外気温が低い冬場は冷房のスイッチを押しても室外機のファンが回らず冷房運転ができなくなってしまいます。
この場合、エアコンに搭載されている“強制冷房運転”の機能を使う必要があります。

強制冷房運転はどのエアコン機種にも搭載されている機能ですが、起動方法はメーカーや機種によって異なります。
下記でメーカー別の強制冷房運転の方法や問い合わせ先を掲載しているので参考にしてください。

室内機の吹き出し口から冷風が出ており、室外機のコンプレッサーも稼働していれば、強制冷房が作動しています。

メーカー別強制冷房運転の方法

メーカー名 強制冷房運転の方法 問い合わせ先
ダイキン工業 ダイキンコンタクトセンターへ問い合わせ 電話での問い合わせ:0120-881-081
メールでの問い合わせ:問い合わせフォーム
パナソニック 室内機の前面パネルを開き、応急運転ボタンを、「ピッ」と音が鳴るまで5秒以上押し続ける(2000年以降の商品) 電話での問い合わせ:0120-878-692
メールでの問い合わせ:問い合わせフォーム
日立 Xシリーズの場合:フロンパネルを開いた右下にある応急運転スイッチを5秒以上長押し(タイマーランプが2回点滅するまで)
応急運転スイッチの位置は機種により異なるため、お使いの機種の取り扱い説明書を参照
電話での問い合わせ:0120-3121-11
携帯電話からの問い合わせ:050-3155-1111
LINEでの問い合わせ:友だち追加
東芝 詳しい方法はこちらを参考にしてください。 電話での問い合わせ:0120-1048-00
携帯電話からの問い合わせ:0570-78-3885
富士通 室内機前面パネルの運転表示部分の近くか、前面グリルを開けたところにあるボタンを確認する(「運転/停止」、または「ON/OFF」の表示) 電源を入れたあと、ボタンを5秒以上押しつづける(5秒後に「ピッと音がする)
※ボタンの近くに、『強制冷房運転』という名称か、作動方法が表示されています。
電話での問い合わせ:0120-81-1539
フォームでの問い合わせ:問い合わせフォーム
三菱電機 詳しい方法はこちらを参考にしてください。 電話での問い合わせ:0120-139-365
携帯電話からの問い合わせ:03-3414-9665
シャープ 室内機のオープンパネルを開けた内部、もしくは室内機本体底右端部にある応急運転ボタンを5秒以上押し続ける。 電話での問い合わせ:0120-078-178
携帯電話からの問い合わせ:0570-550-449
コロナ リモコンのふたを開き、針のような先が細いもので「試運転」のボタンを押す
ボタンがない場合はリモコンの「風量設定」ボタンを押しながら「運転/停止」ボタンを押す
電話での問い合わせ:0120-919-302

参考:一般社団法人 日本冷凍空調工業会|関連製品|家庭用エアコン

メーカー別の強制冷房の方法

送り側(細い方)の配管のバルブを締める

細い方の配管(送り側)のバルブキャップをモンキースパナで外します。

強制冷房運転を開始させたら、運転させたままの状態で室外機側に回り、細い方の配管バルブを六角レンチで時計回りに回して締めてください。

細い方の配管は冷媒ガスを送る役割を果たす配管のため、バルブを締めることでエアコン内に新しい冷媒ガスが届かなくなります。
バルブはしっかり締めておかないと、冷媒ガスが漏れてしまうため、回らなくなるまで締めてください。
ただしあまりきつく締めてしまうと、バルブが破損しかえってガス漏れの原因となってしまいます。
ガチガチにレンチを締めるのではなく、レンチが回らなくなってから、もうひと力加えて締める程度の力加減でバルブを締めてください。

この際、間違って太い方のバルブを締めないようにしてください。
太いバルブは受け側の役割を持つバルブのため、冷媒ガスを室外機の中に閉じ込めることができず、配管内に閉じ込められることになってしまいます。
ガス漏れの原因となるため、必ず細い方の配管を締めるようにしてください。

また、太い方の配管バルブはこの時点ではまだ絶対に締めないようにしてください。
太い方のバルブも締めてしまうと、エアコンのコンプレッサーに負荷がかかり爆発事故の原因となってしまいます。

必ずこの時点では、細い方の配管だけを締めて、太い方の配管は何も作業しないようにしてください。

2~3分間強制冷房運転を続ける

送り側の配管バルブを締めたら、2~3分間冷房運転を続けてください。
運転を続けることで、配管内や室内機内部にたまった冷媒ガスを室内機内に送りだすことができます。

受け側(太い方)の配管のバルブを締める

六角レンチで受け側のみ右回しで締める。送り側の配管は何もしない。

強制冷房運転を2~3分稼働させたら、太い方の配管バルブを締めてください。

これにより、室外機にフタをする形となり、室外機の中に送り出した冷媒ガスを閉じ込めることができます。

要領は「送り側(細い方)の配管のバルブを締める」で解説した作業と同じで、六角レンチでバルブを締めてください。
この際、締め方が緩いとガス漏れの原因となるため、しっかり締めるようにしてください。

冷媒ガスが回収できているか確認する

2つのバルブを締めたら、太い配管にあるサービスポートと呼ばれる部品で、冷媒ガスを閉じ込めることができたかどうかを確認できます。
ガスの回収確認には、ゲージマニホールドと呼ばれる圧力計を用いる方法もあります。
ただし、なかなか一般家庭にはない器具なうえ、購入しようとすると1万円近くかかるため、ここではゲージマニホールドを使用しない確認方法を紹介します。

サービスポートは太い配管の方の、エアコン側とは逆側にある接続部品のことを指します。

サービスポートの穴の真ん中に細い棒状のものがあります。
虫ピンと呼ばれる部品で、このピンをレンチなどで押すとガスが噴射します。自転車のタイヤにも同様の部品があるのでイメージしやすいかと思います。
閉じ込めに成功していると、わずかにシューという音がしますが、次第に音が弱くなります。この場合、配管から室内機までの間に冷媒ガスがなくなった証となるため、次の作業に入ってください。

しかし閉じ込めが正しくできていないと、ガスが結構な勢いで噴出し続けます。
この場合、室外機内に冷媒ガスを閉じ込めることに失敗している可能性が高いです。
もう一度、太い配管→細い配管の順にバルブを緩めて、「強制冷房運転をする」の手順からやり直してください。

速やかにエアコンを停止する

冷媒ガスの閉じ込めを確認出来たら、リモコンを使って速やかにエアコンを停止させてください。

2つの配管を閉じた状態で、エアコンを稼働させ続けると、室外機内のコンプレッサーに過負荷がかかり、故障の原因となるだけでなく、最悪の場合爆発事故を引き起こす原因となります。

エアコンを稼働させ続けず、速やかにエアコンの稼働を停止させてください。
ここまで出来たら、ポンプダウンの作業が完了します。

電源プラグをコンセントから抜く

コンセントを電源から抜くのを忘れないでください!

ポンプダウンが完了したら、これ以降はエアコンを稼働させる作業は実施しないため、室内機の電源プラグをコンセントから抜いてください。

のちほど電源コードの切断などを行うため、必ず忘れないようにしてください。
忘れてしまうと、感電事故の原因となります。

絶対に忘れずにコンセントからプラグを抜くようにしてください。

外したバルブキャップを付け直す

「2本の配管のバルブキャップを外す」で外したキャップを付け直してください。

要領は外した時とは逆で、モンキースパナを使って左回り(反時計回り)に回して付けてください。

室外機を取り外す

ここまでできたら室外機・室内機の取り外し作業に入ることができます。

まず室外機は下記の作業で取り外しを行います。

<室外機を取り外す方法>

  1. 室外機の配管(銅管)を取り外す
  2. 室外機の配線を取り外す

取り外し作業に入る前に、もう一度「冷媒ガスが回収できているか確認する」を行って下さい。
ポンぴダウンに失敗していると、配管を取り外す作業の際に、冷媒ガスが勢いよく漏れだし、最悪の場合、やけどや失明の原因となってしまうことがあります。

室外機内に冷媒ガスを閉じ込めたことを確認し、取り外し作業に入りましょう。

室外機の配管(銅管)を取り外す

受け側の配管のナットを緩めるとプッシュっと音がする

まずは配管と室外機を取り外します。
細い配管→太い配管の順に配管を取り外してください。

配管はバルブキャップ側ではなく、配管が接続されているナットを左回り(反時計回り)に回して外してください。

この際、外した瞬間に短くプシュッと音が鳴れば成功です。
勢いよくブシューっと音が鳴ってしまうとガスが漏れている可能性が高いので、「ポンプダウンで冷媒ガスを回収する」から作業をやり直してください。

ナットを外した後は、室外機側、配管側両方の接続口にテープを巻き付けて口を保護してください。
保護しないと、接続口にゴミや水が入り込み、故障の原因となってしまいます。

室外機の配線を取り外す

続いて室外機と電力コードの取り外しを行います。
関電の恐れがあるため、事前にエアコンの室内機の電源プラグがコンセントから取り外しているかどうか再確認してください。

カバーないの上部に黒・白・赤色の3本の電源コードが接続されているのが確認できると思います。
まず、3本の配線を固定している部品をプラスドライバーで外します。
その後、室外機と配線を接続している白いパーツをマイナスドライバーで押し込みながら、配線を下に引っ張ると配線を抜くことができます。

取り外した配線は、同様にテープで先端を保護して、配線がつぶれてしまわないようにしてください。

エアコンを再利用せず、処分する予定の場合は、ペンチなどで切断しても問題ありません。
切断する場所は接続部位から10㎝以上離した灰色のコード部分で切断するようにしてください。

黒・白・赤の3本の電線をニッパーでカットする

その際、3本まとめて切断してしまうと、電源プラグを抜いていても、ショートする危険があるため、一本ずつ切断するようにしてください。

室外機を撤去する

配線を切断できたら、室外機を撤去します。
台座などに固定されている場合は、台座のボルトを外してください。

この際、室外機を傾けたり、横向きに置いたりすると、故障の原因となります。
再利用を予定している場合は、保管方法にも注意してください。

室内機を取り外す

室外機の取り外しができたら、続いて室内機の取り外しを行います。
室内機の取り外しは下記の流れで行います。

  1. 化粧カバーを取り外す
  2. 室内機側のドレンホースを取り外す
  3. 室内機を壁から取り外す
  4. 据え付け板をドライバーで外す
  5. 壁の配管穴をパテ埋めする

化粧カバーを取り外す

配管の化粧カバーを取り外します

ドレンホースや配管を覆う化粧カバーを取り付けている場合は、ドライバーなどで化粧カバーのネジを取り外してください。

この際、壁の穴をふさぐパテなども簡単に取り除けるので一緒に取り外してください。

エアコンの化粧カバーとは

室内機側のドレンホースを取り外す

まず、室内機側のドレンホースを取り外します。
ドレンホースとは、水を外へ排水するたに屋外の排水口へ向けられたホースのことを指します。

ドレンホースは本体側のホースと、後から追加で接続されたドレンホースの2つで出来ています。
ビニールテープなどで、2本が接続されていることが多いので、つなぎ目を見つけたらカッターなどでテープを外して分解してください。
この際、ドレンホース本体を傷つけてしまわないように注意してください。
心配な場合はカッターを使わず、テープをほどくなどして分解するのがおすすめです。

テープをほどくのが難しい場合は、カッターなどで切断することもできます。
この際、エアコン側のドレンホースを切断してしまうと再利用ができなくなってしまいます。
必ず室外機側のドレンホースを切断するようにしてください。
わずかに色や材質が異なるので、見分けるようにしてください。

エアコンの再利用予定がなく、処分する予定の場合は、カッターなどでドレンホースを切断しても問題ありません。

室内機側の配管(銅管)を切断する

ドレンホースを取り外しできたら、室内機側の配管をニッパーなどで切断して取り外します。

ドレンホース同様、再利用する場合はエアコン側の配管は切断せず、室外機側の配管を切断するようにしてください。
ナット等で接続されている場合が多いので、切断する際はナットよりも10㎝ほど屋外側の部分で切断するようにしてください。

室内機を壁から取り外す

ドレンホースや配管を切断出来たら、室内機を壁から外すことができます。

室内機は高い場所にあり、危険な作業となるため、安定した脚立にのって取り外し作業を行うようにしてください。

室内機は壁に固定された据え付け板にかみ合うようにして固定されています。
取り外しはメーカーによっても方法が若干異なりますが、基本的に室内機を下から上に押し上げることで据え付け板から取り外しができます。

エアコン室内機はだいたい10kg前後あるため、取り外した際、重みでバランスを崩してしまいやすいです。
また取り外しながら屋外へ出ているホースも一緒に取り出す必要があるため、少し工夫が必要になります。
女性一人だと少し危険な作業になってしまうため、男性がいる場合は力のある男性に依頼しましょう。

またこの際、エアコン内部にたまった水が漏れ出てくることがあります。
驚いて手を放してしまったり、バランスを崩してしまわないように注意してください。

取り外したエアコンからも水が少しずつ漏れてくる場合があるため、大きめのバスタオルの上に置くなどして、床を保護するようにしてください。

据え付け板をドライバーで外す

据付板をネジで壁に固定する様子

室内機を取り外したら、壁に取り付けられた据え付け板を外します。

据え付け板はネジで固定されているので、ドライバーで一つひとつ外すことで、取り外しが可能です。
ただし、取り外した瞬間に落下する危険があるため、外す際はしっかりと押さえつけながらネジを取り外すようにして下さい。

取り外した据え付け板は、再びエアコン室内機に取り付けることで保管が楽になります。

壁の配管穴をパテ埋めする

最後に穴の開いた壁をパテ等で埋めることで、完了します。

配管パイプを養生する

最後に、残ったホースや配管の接続口をテープなどで養生してください。

先述した通り、ごみや水が入ると故障の原因となります。

取り外した室内機や配管は雨にぬれないように保管してください。

自分で取り外しせずに業者に依頼した方が良いケース

ここまでは、エアコンの取り外し方法をご紹介してきました。
しかし、基本的にエアコンの取り外しは、工事の経験のない素人の方にはおすすめできません。

エアコンの取り外し工事を誤ると、大きな事故を引き起こす恐れがあるからです。

自分でも可能ですが、とくに下記のようなエアコンの場合は専門業者へ依頼するようにしてください。

  • 屋根置き・壁面付け・天井吊り下げタイプのエアコン
  • マイナスドライバー
  • 作業スペース・撤去経路が狭い

それぞれ詳しく紹介します。

屋根置き・壁面付け・天井吊り下げタイプのエアコン

撤去の難しい位置に室外機がある場合は、非常に危険な作業になるため、専門業者に依頼してください。

下記のような場所に室外機がある場合は自分で取り外し作業を行わないようにしてください。

屋根置きタイプ
室外機が屋根上に設置されているタイプ
 高所作業となるため転落の危険がある
壁面付けタイプ
室外機が地面の上ではなく、家屋の壁面に取り付けられているタイプ
 屋根置きタイプ同様、高所作業が必要で、作業スペースも狭いため、素人が行うには危険
天井吊り下げタイプ
 室外機が天井から吊り下げられているタイプ
 作業スペースが狭く、重い室外機を取り外すために、危険な作業が伴う

作業スペース・撤去経路が狭い

地面に室外機が設置されているケースでも、作業スペースが狭かったり、撤去経路が確保できない室外機の場合は自分で取り外し作業を行わないようにしてください。

手順を紹介した通り、エアコンの取り外しには一定の作業スペースが必要です。
室内機側と室外機側を往復するため、室外機側の作業スペースを確保できていないと、作業時間がかかります。また撤去する際も一苦労となってしまいます。

専門業者に依頼した方が効率的に取り外し作業を行ってくれるので、作業スペースも見て依頼するようにしてください。

10年近く使用したエアコン

10年近く使用したエアコンも自分で取り外し作業を行わないようにしてください。

エアコンの耐用年数は10年ほどといわれていますが、部品の劣化等で、思わぬ事故につながる危険性があるからです。
手順通り作業しても、ガス漏れが生じたり、室内機が落下してきたりすることがあります。

思わぬ事故につながる恐れがあるので、10年以上の古いエアコンの取り外しは専門業者に依頼するようにしてください。

エアコンを取り外すときの注意点

エアコンを取り外す際の注意点

ここまでは、エアコンの取り外し方法をご紹介してきました。
自分で作業することも可能ですが、基本的にエアコンの取り外しは、工事の経験のない素人の方にはおすすめできません。

エアコンの取り外し工事を誤ると、大きな事故を引き起こす恐れがあるからです。

その中でも最も注意が必要なのが、エアコンのコンプレッサの破裂です。
エアコンの取り外しで、配管を締める作業を誤ったことで、室外機が破裂して家の窓ガラスが割れたり、作業をしていた方がけがをしたりしたというケースが、2010~2013年の間に4件も報告されています。(事故情報データバンクより)

また、エアコンのコンセントといった電気系統の工事を行うには、電気工事士の資格が必要です。
ここまででご説明した工事以外の電気工事が必要になる方は、工事業者への依頼をお願いします。

業者にエアコン取り外しを依頼する際の費用

工事業者のエアコンを取り外し工事の費用相場

エアコン取り外しを工事業者に依頼する場合の費用は以下のとおりです。

エアコン取り外しの費用相場 6,600円~13,200円(税込)

また、新しくエアコンの購入する予定がある方は、家電量販店にエアコンの取り外しを依頼することもできます。

エアコン取り外し費用の相場

まとめ

ここまで、エアコンの取り外し作業について解説しました。

全体の流れをまとめると下記の通りとなります。

<自分でエアコン取り外し作業を行う方法>

  1. エアコンの搬出経路を確保する
  2. 室内機の下に養生マットを敷く
  3. 室外機の側面カバーをドライバーを使って開ける
  4. ポンプダウンで冷媒ガスを回収する
  5. 電源プラグをコンセントから抜く
  6. 外したバルブキャップを付け直す
  7. 室外機を取り外す
  8. 室内機を取り外す
  9. 配管パイプを養生する

エアコン取り外し作業は自分でも40分から1時間で可能です。

しかし中には危険な作業も含まれるため、基本的には専門業者への依頼がおすすめです。

下記から取り外し工事の無料見積もりが可能なので、「自分でやるのは難しそう」と感じた方は依頼してみてください。

<全国のエアコン取り外し業者一覧>

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