自分で家庭用エアコンの取り外し工事をする方法

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エアコンの取り外しは、工事業者に依頼した場合、およそ6,000円の費用がかかります。
「自分でエアコンを取り外して、料金を無料にしたい!」と思う方も多いのではないでしょうか?

エアコン取り外しの手順

エアコンを取り外すために、必要な作業は以下のとおりです。

  1. ポンプダウンで冷媒ガスを回収する
  2. エアコン室外機を取り外す
  3. エアコン室内機を取り外す
  4. 壁の穴を埋める

ここからは、エアコンの取り外し方を詳しく説明していきます。DIYでエアコンを取り外したい方は、ぜひ参考にしてください!

エアコンの取り外しに失敗すると、エアコンの故障や事故を引き起こす危険があります。
工事作業に不慣れな方は、無理をせずにエアコンの専門業者に工事を依頼してください。
また、自分でエアコンを取り外す場合には、メーカーが発行する据付説明書や取扱説明書をよく読んで、慎重に取り外してください。

エアコンを取り外す前の準備

エアコンの取り外しをスムーズに行うには、工事を始める前の準備がとても大切です。
まずは取り外し前に準備すべきことからご紹介していきます。

エアコンの取り外しで使用する工具

エアコンを取り外すときに使用する工具は以下の通りです。

  • ドライバー
  • 電動ドリル
  • 六角レンチ
  • パイプカッター
  • モンキースパナ
  • ニッパー
  • 脚立
  • ゲージマニホールド(任意)

エアコンの取り外しは、作業の途中で中断することができません。
以上の工具はすべて揃えてから、エアコンの取り外しを始めてください。

室内機の下に養生マットを敷く

エアコンの室内機の下に、養生用のマットを敷いてください。
室内機の取り外しは、脚立に乗って行います。
マットを敷いていないと、脚立の脚や落下した工具で部屋の床を傷つける可能性があるため、必ずマットを敷くようにしてください。

また、養生マットを敷くことで、室内機から落ちるホコリもカーペットで受けることができます。

エアコンの養生とは? >

エアコンの撤去経路を確保する

エアコンを取り外したあとに処分を考えている方は、エアコンの設置場所から撤去するまでの道をあらかじめ用意してください。

エアコンは室内機・室外機ともに大きな電化製品です。
エアコンを撤去するためのスペースがなければ、処分することはできないので、あらかじめ廃棄用の経路を確保しておきましょう。

障害物が多すぎると室外機が撤去できない場合があります

以上の準備ができたら、エアコンの取外しを行っていきます。

ポンプダウンで冷媒ガスを回収する方法

ポンプダウンとは、エアコンの内部に通る冷媒ガスを室外機に閉じ込める作業を指します。

ポンプダウンを正しく行えなければ、室外機のコンプレッサが爆発し、大きな事故を引き起こす危険性があります。
ポンプダウンは正しい手順で、慎重に行っていきましょう。

室外機のカバーを外す

まず、室外機の右側にあるカバーをドライバーで外します。

室外機のカバーのネジをドライバーで丁寧に外します。

カバーを開けると2本の配管と室外機の接続部が見えてくるので、送り側(配管が細い方)のバルブキャップをモンキースパナで外してください。

細い方の配管(送り側)のバルブキャップをモンキースパナで外します。

バルブキャップを外したら、キャップが入っていた穴に六角レンチを挿しこみ、送り側のバルブを締めます。

クーラーの強制冷房を運転させる

エアコンのクーラーには、強制冷房という機能があります。強制冷房を2~3分ほど運転させましょう。
ただし、エアコンの強制冷房の方法は、メーカー・製品によって異なるため、お手持ちのエアコンの強制冷房方法をお調べください。

メーカー別の強制冷房の方法 >

受け側のバルブを締める

2~3分の強制冷房が終わったら、受け側(太い方の配管)のバルブキャップもモンキーレンチで外します。
そして送り側のときと同様に、六角レンチで受け側のバルブを締めたら、ポンプダウンは完了です。

六角レンチで受け側のみ右回しで締める。送り側の配管は何もしない。

クーラーの強制冷房もここで停止させてください。

ポンプダウン作業について更に詳しく知りたい方は、【自分でエアコンのポンプダウンをする方法】をご覧ください。

エアコン室外機の取り外し方法

ポンプダウンが完了したら、エアコンの室外機を取り外します。

エアコンの電源プラグをコンセントから抜く

まずはエアコンの室内機側の電源プラグをコンセントから抜いてください。

コンセントを電源から抜くのを忘れないでください!

このときに、電源プラグを抜き忘れると、後で電源コードを切断した時に感電する可能性があります。

絶対に忘れずに、電源コードをコンセントから抜いてください。

室外機から配管パイプを取り外す

室外機側に戻り、送り側(細い方)の配管の接続部分にあるナットを回します。そうすると、配管パイプが室外機から取り外されます。
続けて、受け側(太い方)の配管も取り外しましょう。

受け側の配管のナットを緩めるとプッシュっと音がする

このときに「プシュッ」と短い音がすれば、ポンプダウンは成功です。
対して、「プシュー」と長い音が連続する際は、ポンプダウン作業に失敗しています。
もう一度【ポンプダウンで冷媒ガスを回収する方法】からやり直してください。

電源コードを切断する

室外機側の3本の電源コードを切断します。
コードを切る前に、電源プラグを間違いなくコンセントから抜いているか、再度確認してください。

電源コードを切断する時は、コードを1本ずつカットしてください。

黒・白・赤の3本の電線をニッパーでカットする

3本まとめて切断すると、電源がショートするおそれがあります。

エアコン室内機の取り外し方法

室外機の取り外しが終わったら、室内機を取り外しましょう。

配管とドレンホースを切断する

部屋の外から、配管テープに切れ目を入れます。
配管にダクトカバー(化粧カバー)を取り付けている方は、電動ドリルでダクトカバーのネジを外してください。

配管の化粧カバーを取り外します

壁に穴を塞いでいるパテを取り外したら、穴を通っている配管・電線・ドレンホースをすべてパイプカッターで切断します。

エアコンの化粧カバーとは >

室内機を壁から取り外す

エアコンの室内機本体を下から上に持ち上げるようにして、壁に固定された据付板から取り外します。
このときに、エアコンの室内機に溜まった排水がこぼれる可能性があるのでご注意ください。

室内機を壁から取り外したら、据付板を壁に固定しているネジを電動ドリルで取り外します。

エアコンの室内機が取り外せたら、最後に壁に開いた貫通穴を埋めていきます。

壁の穴を埋める方法

残された配管・ドレンホース等をきれいに穴から取り外したら、壁にあいた穴を埋めます。
壁の穴埋めは、粘土状のパテ穴埋め用キャップを使いましょう。

以上でエアコンの取り外しは完了です!

エアコン取り外し作業の流れを動画で見る

エアコンを取り外すときの注意点

ここまでは、エアコンの取り外し方法をご紹介してきました。
しかし、基本的にエアコンの取り外しは、工事の経験のない素人の方にはおすすめできません。

エアコンの取り外し工事を誤ると、大きな事故を引き起こす恐れがあるからです。

その中でも最も注意が必要なのが、エアコンのコンプレッサの破裂です。
エアコンの取り外しで、配管を締める作業を誤ったことで、室外機が破裂して家の窓ガラスが割れたり、作業をしていた方がけがをしたりしたというケースが、2010~2013年の間に4件も報告されています。(事故情報データバンクより)

また、エアコンのコンセントといった電気系統の工事を行うには、電気工事士の資格が必要です。
ここまででご説明した工事以外の電気工事が必要になる方は、工事業者への依頼をお願いします。

エアコン取り外しの費用

エアコン取り外しを工事業者に依頼する場合の費用は以下のとおりです。

エアコン取り外しの費用相場6,000円~12,000円

また、新しくエアコンの購入する予定がある方は、家電量販店にエアコンの取り外しを依頼することもできます。

エアコン取り外し費用の相場 >

エアコンサポートセンターでは、エアコンの取り外しだけでなく、取り付け・移設工事を希望される方に、一番安いエアコン工事業者をご紹介しています。
エアコン取り外しを専門業者に依頼したい方は、お気軽にお問い合わせください。

<全国のエアコン取り外し業者一覧>

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