自分で家庭用エアコンの取り外し工事をする方法

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自分でエアコンを取り外す方法

エアコンを買い替える時、引越しをする時などに必要となるのがエアコンの取り外し工事。
この工事費用を抑えるために、自分でエアコンを取り外したいと考える人も多いのではないでしょうか?

しかし、エアコンの取り外しは作業に失敗すると、事故や故障などを引き起こす危険性があります。

当ページでは、エアコンを自分で取り外すために必要となる作業をご紹介します。
自分で取外工事ができるかどうかを考えるための参考にして下さい。

また、実際に作業を行う場合は、メーカーの指示書と専門の資料をよく読んで行いましょう。

取り外し工事に必要な道具

エアコン取外工事で使用する工具

ここからは、家庭用エアコンを自分で取り外す場合に必要となる道具と作業について説明していきます。

エアコンを取り外すには、以下の工具が必要となります。

1.ドライバー
室外機の側面のカバーを取り外す際に使います。
室外機カバーのネジの大きさはメーカーや機種によって異なります。
事前にネジの大きさとドライバーのサイズが合うかを確認しておきましょう。
2.モンキーレンチ
室外機のナットを外す時、配管の接続を取り外す時に使います。
3.六角レンチ
室外機の配管パイプを閉める時に使用します。
4.ニッパー
室外機の電源コードの切断に使います。
5.電動ドライバー
室内機を引っ掛けている据付板を壁から取り外す際に使います。

以上の道具が揃えてから、取り外し作業を始めるようにしましょう。

エアコンを自分で取り外す方法

エアコンの取り外し方

エアコンを自分で取り外すために必要となる作業を紹介します。

ただし、家庭用エアコンの取り外し方はエアコンのメーカーや機種によって異なります。
実際に取外工事を行う場合は、必ずメーカーの指示書や専門書を参考にして下さい。

部屋の中に養生をする

養生とは、部屋の中などを工事作業の汚れから防ぐために、事前に部屋の中をシート等で保護することを指します。

養生とは、部屋の中などを工事作業の汚れから防ぐために、事前に部屋の中をシート等で保護することを指します。
エアコンの取り外し作業を始める前に、エアコン室内機の下に養生をしておきましょう。

室内機を取り外す際には、室内機からホコリが落ちたり、排水が漏れたりする場合があります。
部屋の床や壁に毛布やビニールで養生を施してから作業を行うと、部屋が汚れる心配がなくなります。

室外機のカバーを外す

室外機の取り外しから始めます

まずは室外機の取り外しから始めます。
作業を行うために、ドライバーを使って、エアコン室外機の側面についているカバーを外します。

カバーを外すと、室外機には電源コードと配管パイプが出てきます。

モンキーレンチでバルブのキャップを外す

モンキーレンチの調節ネジを回してレンチの先端サイズを調整する

モンキーレンチは、調節ネジを回してレンチの先端サイズを調整することで、ナットをしっかりとつかむことができます。

調整ネジを回して固定ジョーと調整ジョーの幅を変更し、六角形のバルブキャップを挟み込みましょう。
挟み込みが甘い場合、レンチを回したときになめってしまいます。

バルブキャップをしっかりと挟んだら、モンキーレンチを回してバルブキャップを外します。
この時に、冷媒配管の接続部に隙間がないかを確認しておきましょう。

冷房を強制運転させる

エアコンの冷房運転を始める

エアコン本体内を循環している冷媒ガスを室外機の中に閉じ込めるため、エアコンの冷房を強制運転させます。

家庭用エアコンで使用されている冷媒ガスは、二酸化炭素の2,000倍もの温暖化効果を持っています。
環境汚染を防ぐためにも、冷房の強制運転は必ず行いましょう。

メーカーごとの強制運転の方法は以下の通りです。

東芝
東芝の強制冷房の方法は機種によって異なりますが、主に以下の3パターンとなっております。

パターンボタン・スイッチの位置(室内機)強制冷房運転の仕方ボタン・スイッチの名称
1室外機の前面パネルを開けると、本体の右側または中央部分にボタンがあるパターン。運転停止中にボタンを10秒以上押し続けると強制冷房運転に入ります。「応急運転」
「強制冷房運転」
「自動運転」
のいずれかです。

(ボタン・スイッチの名称は、製品によって異なります。)

2室内機の前面中央または右側下面にボタンがあるパターン。
3室内機の前面パネルを開けると、右側にスライドスイッチがあるパターン。運転停止中にスライドスイッチを「冷房」の位置に合わせると強制冷房運転に入ります。

(出典:www.jraia.or.jp )

ダイキン
ダイキン製エアコンの強制冷房の方法は、ダイキンコンタクトセンター(お客様総合窓口)までお問い合わせください。

ダイキンコンタクトセンター

電話番号:0120-88-1081

日立
日立のエアコンは、サービススイッチを「冷房」側にスライドさせることで、強制冷房を開始します。
ただし、サービススイッチの場所はエアコンの機種によって異なります。
サービススイッチの場所を日立のルームエアコンサービススイッチ検索より調べてから、強制冷房を行いましょう。
三菱電機
三菱エアコンの強制冷房の方法は主に以下の2通りです。

スライドスイッチの位置強制冷房の方法
室内機の吹き出し口の右スライドスイッチを「試運転」または「冷房」にする
室内機のフロントパネルを開いた所の右側「応急運転ボタン」を押す
富士通ゼネラル
富士通ゼネラルのエアコンのサービススイッチは、室内機のフロントパネルを開いたところにあります。
強制冷房を開始するためのボタンは機種によって異なるため、富士通ゼネラルのよくあるご質問よりお使いの機種に合った方法を確認してください。

ポンプダウン(冷媒ガス回収)をする

エアコンのポンプダウン

冷房を強制運転させることで、冷媒ガスがエアコンの内部を循環し始めます。
次は、この冷媒ガスを室外機の中に閉じ込めていきます。
この作業のことをポンプダウンと呼びます。

ポンプダウン作業を誤ると、室外機のコンプレッサが破裂し、事故を引き起こす危険があります。
工事失敗による事故を防ぐために、ポンプダウンを行う前に以下の項目を確認しておきましょう。

  • ポンプダウン前、冷媒漏れのないことを確認する
  • 配管折れなどにより冷凍サイクル内に冷媒がない場合はポンプダウンをしない
  • ポンプダウン終了後は、必ずコンプレッサーを停止させてから接続配管を外す
  • ポンプダウンの方法は、各社の技術資料などを確認すること

(出典:www.jraia.or.jp )

エアコンの冷房運転を続けたまま、六角レンチを使って室外機の配管パイプを閉めます。
室外機の配管パイプには2つの種類があります。
ここでは細い方の配管パイプのみを閉めます。

細い配管パイプを閉めてから、さらに2~3分冷房運転を続け、その後太いほうのパイプも閉めていきます。
ここまでが完了すればポンプダウンは完了です。

ガス管を室外機から取り外す

スパナでナットを回す

室内機側のコンセントを抜きます。
後の作業での感電を防ぐため、この作業は忘れないようにしましょう。

配管の接続部分にあるナットを回し、細い方のガス管を室外機から取り外します。
配管のナットを回した際に、「プシュー」というガス漏れの音が聞こえる場合は、ポンプダウン作業を失敗しています。
ただちにナットを締め直し、冷房の強制運転からやり直してください。

ガス漏れが起こっていないことが確認できれば、太いほうのガス管も外し、配管を2本とも取り外します。

電源コードの切断

エアコンの電源を切る

室内機のコンセントが間違いなく抜かれていることを確認してから、室外機側の電源コードを切断します。
事故防止のために、ニッパーを使って、1本ずつコードを切りましょう。

室外機を取り外す

プラブロックに取り付けられた室外機

電源コードとガス管の撤去が完了したら、室外機本体を取り外します。

室外機は一般的に、据付台という台の上にネジで固定されています。
ドライバー等でネジを外し、室外機を取り外しましょう。

室内機の配管を取り外す

パイプカッターで配管を切断する

室外機の配管取外しの時と同様に、モンキーレンチを使って室内機から配管を取り外していきます。
エアコンの配管を再利用する予定がない方は、パイプカッターで配管を切断してしまってもかまいません

室内機を壁から取り外す

部屋の保護

室内機を下から持ち上げて、据付板から取り外します。
室外機を持ち上げた際に、ホコリや排水が落ちる場合があるため、あらかじめ部屋の中を養生してから作業を行いましょう。

室内機は7.5kg~17kgもの重さがあり、落としてしまうと怪我や家の損傷を引き起こす可能性があります。
力のない方は無理をせず、専門業者に工事を依頼してください。

室内機を壁から外したら、壁に固定された据付板が見えてきます。
電動ドライバーを使って、据付板を壁から取り外しましょう。

室内機・据付板の取り外しまでが終われば、エアコンの取り外し作業は完了です。

自分でエアコンを取り外す際の注意点

取外工事の危険性

基本的にエアコンの取り外しは、工事経験のない素人の方にはおすすめできません。
エアコン取外工事を失敗すると、エアコンの故障や事故を引き起こす可能性があるからです。

その中でも最も注意をしなければならないのが、エアコンのコンプレッサの破裂です。
エアコンを取り外す際に配管を閉める操作を誤ったことが原因で、室外機が破裂して家の窓ガラスが割れたり、作業をしていた方が怪我をしたというケースが2010~2013年の間に4件報告されております。(事故情報データバンクシステムより)

【破裂した室外機のイメージ】

コンプレッサが破裂したエアコン室外機

(出典:www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp )

上記のような事故を避けるためにも、エアコン工事の経験が浅い方は自分で取外作業を行わないようにしてください。

エアコンの処分方法と費用

家電リサイクル法に則ったエアコン処分

エアコンは家電リサイクル法の対象となる、家電4品目に含まれます。

・家電リサイクル法とは?
特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)は、一般家庭や事務所から排出されたエアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機などの特定家庭用機器廃棄物から、有用な部品や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。

(出典:www.meti.go.jp )

そのため、 エアコンを処分するためには、リサイクルのための処分費用を支払わなければなりません。

<エアコンの処分にかかる費用>

リサイクル料金 + 収集運搬料 = エアコン処分にかかる費用

処分方法は以下の3つです。

  1. エアコンを購入した家電量販店に依頼して回収してもらう
  2. 自治体に依頼して引き取りに来てもらう
  3. 指定引き取り場所に自分で持って行く

それぞれの処分方法について、詳しく説明していきます。

1.エアコンを購入した家電量販店に依頼して回収してもらう

処分するエアコンを購入した、または買い替えの新しいエアコンを購入した家電量販店に依頼すれば、古いエアコンを処分してもらうことができます。

大手家電量販店5社の処分費用は以下の通りです。

リサイクル料金収集運搬料合計
ケーズデンキ1,300円1,000円2,300円
ヨドバシ972円540円1,512円
エディオン
(買い替えの場合)
972円1,080円2,052円
エディオン
(引き取りのみの場合)
972円3,240円4,212円
ヤマダ電機972円1,080円2,052円
ジョーシン
(買い替えの場合)
972円1,080円2,052円
ジョーシン
(引き取りのみ場合)
972円3,240円4,212円

※収集運搬料は回収場所によって変動する可能性があります。
※上記の金額は2016年11月8日 時点のネット上の価格を引用しております。

2.自治体に依頼して引き取りに来てもらう

ご自宅が所属している自治体に依頼すれば、指定業者にエアコンを引き取りに来てもらうことができます。
自治体にエアコン処分を依頼する手順は以下の通りです。

  1. 郵便局で家電リサイクル券をもらう
  2. 郵便局窓口でリサイクル料金を支払う
  3. 自治体や指定業者が自宅までエアコンを引き取りに来る

ただし、指定業者がエアコンを引き取りに来るための収集運搬料は自治体によって異なります。
運搬料はお近くの自治体まで直接お問い合わせ下さい。

3.指定引き取り場所に自分で持って行く

指定引き取り場所まで自分でエアコンを持って行く場合には、収集運搬料はかかりません。
そのため、処分費用は972円となります。

ただし、この場合も家電リサイクル券は必要です。
先ほどの手順と同様に、郵便局窓口でリサイクル料金を支払ってから、引き取り場所までエアコンを持っていきましょう。

ご自宅近くの指定引き取り場所は、家電リサイクル券センターの指定引取場所のご案内より確認することができます。

上記の3つの方法から、自分に合ったものを選んで正しくエアコンを処分しましょう。

DIYでエアコンの移設工事をする場合の作業

移設作業の確認事項

DIYでエアコンの移設工事を検討している方は、取外し工事の段階で以下の二点に気をつけましょう。

  1. 配管の長さを確認する
  2. 配管、室外機内に空気やゴミを入れない

上記二点の確認事項について、詳しく説明していきます。

1.配管の長さを確認する

配管の使い回しはガス漏れの原因になるため、基本的にはおすすめできません。
しかし、どうしても配管を移設先でも使い回す場合は、事前に銅管の長さを確認しておきましょう。

エアコンの取付工事で配管を接続するためには、銅管を一度切り落として、再度切り口のフレア加工を施さなければいけません。
その分、配管の長さが短くなってしまうため、移設先の取り付け時に配管が足らなくなってしまうことがあります。

以下は、エアコン取り付けに必要な配管の長さの目安です。

  • 一戸建ての1Fに地面置きで設置・・・4m程度
  • マンションのベランダ置きで設置・・・3m程度

上記の長さに満たない場合は、DIYで取付工事を行う前に配管を事前に購入しておきましょう。

2.配管、室外機内に空気やゴミを入れない

配管、室外機の取り外し後に、内部に水分やゴミが入ると、移設設置をした後のエアコンの効きが悪くなります。
配管を取り外したら、室外機の配管穴と配管のの切り口をテープなどで塞いで養生を施し、異物の混入を防ぎましょう。

エアコンの取り付け工事をDIYで行うには、取り外しよりも多くの作業と工具・部材が必要となります。
詳しくは、【自分でエアコンを取り付けるために必要な14の作業】をご覧下さい。

工事業者のエアコンを取り外し工事の費用相場

エアコン取外しにかかる金額

エアコンの取り外し工事の相場は以下の通りです。

エアコン取り外し工事の料金相場6,000円~12,000円

ただし、エアコンの取り外し工事の料金は、業者によって大きく異なります。
エアコンの取り外し工事費用は、工事業者の人件費と移動費によって変動するからです。

そのため、同じ業者に取外し工事を依頼しても、作業を行う場所によって料金に大きな差が出ることもあります。
お得にエアコン工事をするためには、見積もりを比較することが大切です。

格安で取り付け工事を依頼する方法

最安値の工事業者を見つける

エアコン取り外しの工事費用を比較して、最安値の業者を見つけるためには、最低でも3社の見積もりが必要です。
しかし、複数のエアコン業者に問い合わせて、ご自宅のエアコンの状況を細かく説明するのはとても大変です。

エアコンサポートセンターならば、1本のお電話のみで最大5社のエアコン工事業者の見積もり料金を比較することができます。
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