エアコンを取り付けるための壁の穴あけ工事とは?

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みなさんのご自宅の壁には、エアコンを取り付けるための穴は開いていますか?

一般的な家庭用エアコンは「セパレートエアコン」と呼ばれ、室内機と室外機の2つに分けられます。
そして、その室内機と室外機をつなぐ配管等を通すために必要になるのが、壁の穴です。

そのため、壁に穴を開けることができなければ、一般的なエアコンは取り付けることができません!

それでは、家の壁にエアコンの穴がない場合はどうすればいいのでしょうか。

このページでは、エアコンを取り付けるための穴あけ工事の料金や、穴の位置を選ぶ時のポイントについてご紹介していきます。
これからエアコンの取付工事を考えている方は、ぜひ参考にしてください!

エアコン取り付け工事の穴開け費用

エアコン用の穴あけ工事にかかる料金

一般的なエアコン工事業者では、木造の壁に穴あけ工事を行う場合は、追加費用はかかりません。
壁の穴あけ工事は、エアコン取り付けの標準工事に含まれているからです。

<エアコン取り付け標準工事の内容と手順>

  1. 配管パイプ用の穴あけ(木造1箇所のみ無料)
  2. 室内機の設置
  3. 配管パイプの取り付け
  4. 室外機の設置
  5. 真空引き(ポンプダウン)作業
  6. 試運転

また、エアコン取り付け工事の費用について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

▼関連記事
エアコン取り付け工事の費用相場と施工内容

しかし、木造以外の壁に穴あけ工事を依頼する場合、壁材の種類によって以下のように別途料金がかかります。

【エアコンの穴あけ工事の1ヶ所あたりの費用(目安)】

ALC穴あけ工事¥5,000~
タイル・レンガ穴あけ工事¥11,000~
コンクリート穴あけ¥22,000~

このように、木造以外の壁に穴をあけたい場合は、壁材の種類によって料金が異なり、1ヶ所ごとに別途費用がかかります。

エアコンの配管穴をあける位置

間取り図を見ながら穴をあける位置を考える

エアコンの標準的な穴の位置は、エアコンの室内機を取り付ける位置に対して右下です。
エアコンの穴には、室内から外に向かって斜めに勾配をつけてください。

エアコンの室内機で作られた排水は、壁にあけた穴を通って部屋の外へと排出されます。
勾配をつけて壁にエアコンの穴をあけることで、排水がスムーズに室外へ排出されます。

しかしエアコンの穴が室外機に対して平行もしくは上の位置にあると、排水が逆流してしまい、うまく室外へ排出されません。
その結果、室内に水漏れを引き起こす原因となります。

そのようなトラブルを避けるため、エアコンの穴は斜め下に勾配をつけ、エアコン室内機の右下に位置するようにあけてください。

なお、配管用穴はエアコン室内機の左下にあけることも可能です。
ただし、左側に開けた穴は、右側に開けた穴に比べて水の排水がしづらくなるため、水漏れの危険性が高くなります。

排水が確実に室外へ排出されるよう、エアコン室内機の右下以外にエアコンの穴をあける場合は、特に穴の勾配に注意をして穴開け作業を行ってください。

ここまでは一般的なエアコン取り付け工事で、壁に穴をあける際の注意点について説明してきました。しかし、穴あけ工事の内容は、エアコンを取り付ける家屋の状況によって異なります。

ここからはお客様から頂く、よくある質問をご紹介していきます。

壁にエアコン用の穴をあけないでエアコンを取り付けたい

窓のない部屋にエアコンを取り付けたい人のイメージ

家屋によっては、賃貸なので壁に穴を開けられない、新築したばかりで壁に穴を開けたくないなど、エアコンの配管用の穴開けが難しい場合もあります。
このような場合にはどのようにして対応すればよいか、見ていきたいと思います。

窓用エアコンを設置する

新築物件などで家屋の壁に穴を開けたくないが、エアコンを設置したいという方には、窓にはめ込むタイプのエアコン(1台¥35,000~)がお勧めです。窓にはめ込むタイプのエアコンの一番のメリットは、エアコン業者による工事が不要な点です。

作業手順は①枠を取り付ける ②枠上部を引き上げる ③エアコンを取り付ける ④窓パッキンを取り付ける、の4段階で、
はさみとドライバーといった簡単な工具があれば、女性一人でも取り付けが可能です。
また一般的な家庭用エアコンのように、取り付け工事が必要ないので、取り付けの総費用が安く済みます。

窓にはめ込むタイプのエアコンのデメリットは、室外機も内蔵されているため運転音が大きい、一般的な家庭用エアコンに比べて冷房のききが弱く、電気代が約2倍かかる、窓の隙間から虫が侵入する、といった点が挙げられます。

取り付け作業の手軽さや防犯面、経済面をご自身のライフスタイルに合わせて検討してみてください。

窓パネルを設置する

窓パネルを取り付けた窓

窓パネルという窓用取り付け材を取り付ければ、壁に穴をあけることなくエアコンを設置することができます。
窓パネルのメリットは、コストがかからず約30分程度で作業が済み、壁に傷をつけないので賃貸でも許可が得やすい点です。

デメリットは、窓に窓パネルを設置するため、窓の鍵が完全に閉まらない、窓がない家屋には設置できない、という点です。

窓パネルは1,000円程度で購入が可能です。購入を検討される方は、こちらのサイトをご覧ください。

賃貸マンション・アパートの壁に穴をあけたい

賃貸マンションの壁に穴を開けるなら事前に許可が必要

賃貸物件の場合は、まず大家さんに部屋の壁にエアコン用の穴をあけてもよいか、確認を取りましょう。
大家さんの了承が得られれば、部屋の壁にエアコンの配管用の穴をあけることができます。

念のため、工事業者への作業依頼は、物件を管理する不動産業者をとおしておきましょう。
物件の管理維持上、いつ・どのように工事がなされたかといった詳細が把握できるので、退去時の原状回復の判断をする際などに役立ちます。

詳しくはこちらをご覧下さい。

▼参考記事
賃貸アパートへのエアコン取り付けは大家さんの許可が必要?3つの確認事項

新築の一戸建ての壁に穴をあけたい

穴あけ工事をする前の新築の壁

新築の一戸建てにエアコンの配管用の穴をあける際に気をつけなければいけないことは、壁内の間柱や筋交いを傷つけないようにすることです。
間柱や筋交いは、建物補強のために組み込まれているもので、傷つけてしまうと家屋の構造補強に影響が出ます。
穴あけ作業をする際は、家の設計図等を用意して間柱や筋交いの位置をしっかり確認し、間柱や筋交いを傷つけないように注意して穴あけ作業を進めてください。

間柱と筋交いとは?

『間柱』は、建物の構造補強を目的に、約450mm間隔で建物内部に組み込まれた木材のことで、『筋交い』は、建物内に斜めに組み込んで構造補強をする木材のことです。

エアコンの穴あけ工事を失敗してしまった

エアコンを取り付けるための穴あけ工事を失敗した場合は、ただちに住宅メーカーや工務店にご連絡をお願いします。
先ほどご説明したとおり、家の柱や筋交いを傷つけていた場合、家の耐久性を大幅に低下させる可能性があるからです。

穴あけ工事で失敗したら、エアコンの取り付け工事は中断し、専門家に家の状況を確認してもらいましょう。

また、エアコンの穴あけ工事は家を傷つけるリスクを伴います。
穴をあける作業は可能な限り、専門の工事業者に依頼してください。

まとめ

穴をあけた後の家

壁にエアコンの配管用の穴をあける際は慎重に行ってください。あけてしまった穴はやり直しがききません。
特に自分で穴あけ工事を行う際は、ご自宅の壁材の状態をよく確認して、間柱や筋交いに影響がないよう、穴あけ工事を行ってください。

壁の穴をあけるとその穴はやり直しがきかず、作業手順を進めるうえでも何重にも注意が必要なので、工事業者への作業依頼がお勧めです。
必要な工具の用意や穴あけ作業は全て業者が請け負ってくれるので、安全性の面や作業の仕上がりの点で確実です。

エアコンサポートセンターは、エアコンの取り付け・取り外しの経験豊富な専門業者が、家庭用エアコンの取り付け・取り外しに対応します。
エアコンの設置にまつわる疑問などにもお答えします。お気軽にご相談ください。


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