自分でエアコンを取り付けるために必要な14の作業

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自分でエアコンを取り付けるために必要な14の作業

新しいエアコンを購入した場合、エアコンの取り付けは専門の工事業者に依頼するのが一般的ですが、取り付け工事の費用は1~2万円が相場です。決して安くはない金額のため、エアコンの取り付けを自分で行い工事費用を節約する人もいるようです。

とはいえ、自分でエアコンを取り付ける作業内容は非常に専門的で情報も少ないのが現状です。
そこで今回は、エアコンの取り付け工事を検討している人に向けて、「自分でエアコンを取り付けるために必要な14の作業」を紹介します。
実際に自分で取り付け工事を行う際には、専門の資料などを参考に作業をしてください。

エアコン取り付けに必要な機材

取り付け工事に必要な機材

エアコンを自分で取り付けるには、いくつかの機材が必要です。
機材には「レンタルした方が良い工具」「購入したほうが良い工具」「購入が必要な部材」がありますので、順に紹介していきます。

レンタルしたほうが良いエアコンの取り付け機材

レンタルで用意したほうが良いエアコン取り付け機材・設備は以下の通りです。
これらの工具は家電製品の電気工事以外の用途で使用する機会が少ないため、レンタルで必要な道具を安く調達して費用を抑えましょう。

レンタルする機材機材の主な用途
トルクレンチ冷媒配管の接続
電気ドリルエアコン据付板の固定
コアドリル室外機と室内機をつなぐ壁の穴あけ
エアコンダクトカッター化粧カバーの切断
フレアツール(またはガス溶接機)配管のフレア加工
真空ポンプ真空引き(エアパージ)
真空ゲージ(ゲージマニホールド)真空引きのチェック
リーマー銅管のバリ取り
パイプカッター配管パイプ、銅管の切断

なお、ヤフオク!などでは真空引きキットとして、真空ポンプやゲージマニホールドをセットで貸し出していることがあります。
【ヤフオク! 真空ポンプレンタル】

他にも、以下のサイトでも機材のレンタルが可能です。

購入したほうが良いエアコンの取り付け機材

クーラーをDIYで取り付ける際に、購入したほうが良い機材は以下の通りです。
中古のものを選べば、激安価格で機材を購入することも可能です。

購入する機材機材の主な用途
ドライバーネジ締め
ペンチ・ニッパー電線ケーブルの接続部の皮むき
モンキーレンチ配管のフレアナットの締め付け
六角棒レンチフロンガス解放時の室外機の弁棒の開閉
両口スパナ冷媒配管の接続
パイプベンダー配管パイプの折り曲げ
ガス漏れ検知器ガス漏れの点検

購入が必要なエアコンの取り付け部材

標準工事の方法でエアコンを取り付ける際に必要となる部材は以下の通りです。
これらの部材は消耗品です。
クーラーの取り付け工事を始める前に、ネット通販などで事前にそろえておきましょう。

購入する部材機材の主な用途
プラブロック(据置台)室外機の設置
配管パイプ(別名:被覆銅管ペアコイル)冷媒の配管(新冷媒R410Aに対応したもの)
ドレンホースドレン水の排水
化粧カバー(別名:スリムダクト)施工後の配管のカバー
配管テープ化粧カバーの代用
貫通スリーブ部屋の壁にあけた穴の保護
エアコン配管用パテ部屋の壁にあけた穴からの雨・風の侵入防止
渡り配線用の電線室内機と室外機の端子台に接続
(長さが足らない場合は延長用も必要)
ボードアンカーエアコン据付板の取付け
アース棒、アース用ネジ、アース線漏電、感電対策のアース工事

空調機器のアース工事を行うには、電気工事士の資格が必要な場合があります。
アース工事が必要な方は、経済産業省が発行している「電気工事士法におけるエアコン設置工事の取扱いについて(Q&A)」で、ご自宅の工事に資格が必要かを調べましょう。

また、アース工事は、感電のリスクを伴う危険な作業です。
資格が必要な作業を行う場合は、必ず専門業者に依頼してください。

エアコンの配管パイプ用の穴をあける

壁の穴あけ

エアコン取り付け工事は、室外機と室内機をつなぐ配管の穴を開ける事からスタートします。
賃貸だけではなく、新築一戸建てでも既に配管用の穴が開いている事が多く、その場合は穴あけが不要なため、事前に確認しておきましょう。

配管パイプを通す穴が部屋にない場合は、コアドリルというツールを使って家の壁に穴をあけます。
ただし、穴あけ工事は失敗した場合、大切なご自宅を傷つけてしまいます。
穴あけ作業に慣れていない方は、専門業者に依頼するようにしましょう。
穴あけ工事の失敗により、配線を切断したり、ガス管などを傷つけたりした場合には、修理業者に工事を依頼しなければなりません。壁の中に電線や梁、柱などが無い場所を選んで慎重に穴あけ工事を行いましょう。

仮に失敗してしまい、業者に穴の修復を依頼した場合の料金相場は以下の通りです。

壁穴修理1.5〜3万円
クロスの張替え(20平米)1.8〜3万円

出典:reform-market.com

また、穴あけ工事に使うコアドリルは住宅の壁の材質によって使い分ける必要があります。
家の壁が木造か、鉄骨か、コンクリート、または土かなどを確認して、材質にあわせたコアドリルを選んでレンタルしてください。

クーラーの配管用の穴あけ施工が完了したら、虫の侵入や雨風による劣化を防ぐため、貫通スリーブを設置して配管用の穴あけは完了です。

エアコンの据付板を取り付ける

据付板の取り付け

次はエアコンの据付板の設置です。
据付板とは、室内機を壁に固定するための背板です。
据付板は、先ほどのDIYで壁に開けた穴に対して右上、または左上の位置にネジを使って家の壁に固定します。

貫通穴はエアコンの裏に隠しても、壁に露出していても構いません。
貫通穴をエアコンの裏に隠したい方は、穴開け位置が据付板の下辺のくぼみに収まるように、据付板を設置しましょう。

穴が露出している場合も、エアコン取り付けの最終段階(配管パイプを通し、フレア加工、真空引き、ポンプダウンや室外機のバルブ接続等の作業が終わった後)で、パテという粘土状の部材で穴埋めを施すため、心配する必要はありません。

据付板を自分で取付ける上での注意点は、地面に対して水平に設置することです。
水準計などの専用の道具を使って据付板が水平かを確認し、取付位置を決めましょう。
水準計は気泡を使ったタイプのものがおすすめです。
使い方が簡単なので素人でも水平の確認がしやすく、激安のものは1,000円程度で用意できます。

据付板の取り付け場所が決まり、水平を確認したら、ネジを工具で留めて据付板を固定します。
ただし、壁の材質・材料によって据付板の施工方法は異なりますので、壁材に合った方法・手順での据え付けが必要です。

  • 木材の場合・・・ネジを5本以上使って電動ドリルで固定する
  • 石膏ボードの場合・・・カサ式のボードアンカーで固定する
  • 土壁、じゅらくの場合・・・壁に縦桟という細長い建具を設置してから取り付ける
  • しっくいの場合・・・漆喰の壁に合板の下地を作り、その上に石膏ボードを貼って据付板を取り付ける
  • 鉄筋コンクリートの場合・・・据付板にグリップアンカー、またはオールアンカーを打ち、ボルトかナットで固定する

背板が壁にしっかりと固定されたら、据付板の取り付け工事は完了です。

配管接続中の室内機

次にルームエアコン本体を壁に取り付ける準備とします。
電気接続用の電線ケーブルの銅管のカバー部の皮むきを行い、フロントパネルと端子台カバーを外した室内機に配管とVVFケーブルを取り付けていきます。

取り付けが完了したら、配管は先ほど開けた穴を通して、部屋の外に出しておきます。
エアコンの配管は凹みやすい構造になっております。折り曲げる際には配管をつぶさないよう注意して行いましょう。

エアコンの室内機を取り付ける

据付板にエアコンの室外機を引っ掛ける様子

先ほど壁や石膏ボードに固定した据付板に室内機本体を引っ掛けます。
最後に据付板のツメを室内機にしっかりと掛けたら、室内機の取り付け工事は完了です。

この時、据付板の固定やツメの引っ掛けに失敗していると、室内機が落下する恐れがあるので、室内機を落として、故障させることのないよう注意して進めましょう。

室内機が壁に掛かったら、スポイト等を使って、室内機の露受け皿に水を流してください。
室外に出した排水ホースから水が出れば、室内機と排水ホースの接続は成功です。

また、室内の配管が露出しており、お部屋のインテリアが気になる方は、化粧カバー(別名:スリムダクト)を取付けることをおすすめします。
化粧カバーを使うと、エアコンの配管が隠れるため、見た目が美しく仕上がります。
ご家庭のリビングや和室など、エアコンを使う場所の壁の色に合った化粧カバーを選びましょう。

以下は、ケイオーが室内機の取付方法を説明した動画です。

次は真空ポンプ等の工具を用いて、室外機をDIYで施工する手順と方法をご説明します。

フレア加工を配管パイプに施す

室外機を部屋の外の設置場所に置き、配管パイプを切断してフレア加工を施します。
上の動画は、空調機器メーカーのBBKテクノロジーズがDIYでフレア加工を行う手順を説明したものです。

フレア加工とは、配管パイプの中にある銅の管の端部を、ラッパ状に広げる工事のことです。
フレア加工を行うことで、配管パイプが正しく接続できるようになります。

エアコンの配管パイプを切断し、リーマーという工具を使ってパイプの銅管の内側に付いたバリをきれいに取り除きます。
切断した配管パイプには、フレアツールを使ってフレアナットを取り付けましょう。

フレアツールには、手動のものと電動のものがあります。
手動用のフレアツールを使用する場合は、カチッという音が鳴るまでハンドルを回すことがポイントです。
配管パイプの銅の管の部分にラッパ状の広がりができれば、フレア加工は完了です。

フレア加工をする際の注意点は、配管の中に水が入らないようにすることです。
配管の中に水滴が入ると、室外機の内部をガスで満たすことができなくなり、空調の電力効率が低下する恐れがあります。

また水に濡れてしまうこと防ぐために、雨の日に作業を行う場合は、部屋の中での作業をおすすめします。
やむを得ず外で作業する場合は、屋根のある場所で、雨や風に注意しながら作業しましょう。

フレア加工を行ったら、切断面を確認します。
配管パイプの接続部が以下のように汚れたり欠けたりすると、配管が正しく接続できません。

<フレア加工の悪い例>
フレア加工の失敗例
出典:bbk.co.jp

フレア加工に失敗した場合は、銅管ケーブルを切り落とし、もう一度同じ方法・仕方で加工を行い、きれいなラッパ状の端部のものに交換します。

フレア加工が成功して、配管接続の用意が整ったら、クーラーの移設・取付とアース線の工事を進めましょう。

冷媒配管をトルクレンチで接続する

冷媒配管の断面

室内機側と室外機側の冷媒の配管パイプを接続します。

先ほど加工した配管のフレア部分をつぶさないように気をつけながら、スパナやトルクレンチなどの工具を用いてしっかりとフレアナットを締めましょう。

この時、冷凍機オイルをフレア部分とナットに塗布しておくと、摩擦が軽減し、スムーズに締めることができます。
配管パイプを接続する際の締め方が緩い場合、空調機の冷媒ガスが漏れる原因となりますので注意してください。

また、冷媒配管の施工を誤ると、ガス漏れを引き起こし、エアコンの効きが悪くなります。
空調設備の冷媒配管接続工事を行う時は、経済産業省特許庁にも促進されている、冷媒配管施工の三原則に注意しながら行いましょう。

(1)配管内部に水分(水滴、結露水)を入れない。
(2)配管内部にゴミ、異物を入れない。
(3)配管内部から冷媒が漏れない。

出典:www.jpo.go.jp

接続したダクトには、化粧カバー(配管テープでも代用可)を取り付け、壁に据付けます。
次は、ドレンホースの接続を行います。

ドレンホースを接続する

室外機側のドレンホース

室外機の脚部にプラブロックを取り付けたら、エアコンの排水を通すためのドレンホース接続します。
ホースの端は、ドレン水が出ても良い場所(ベランダの排水溝の穴など)まで伸ばしましょう。

この時、ホースの長さが足らない場合は、アロン化成などが販売するドレンホースジョイントという継手部品と接着剤を使用してホースを延長します。

ただし、ホースの材質によって、使用できる接着剤は異なります。
塩ビパイプ用接着剤を使う場合は、対応していない材質のホースもあるので、特に注意が必要です。

ドレン排水はエアコンパーツの中でもトラブルが起こりやすい箇所の一つです。
ドレン管が原因となる主なトラブルと、自分で修理する場合の器材の使い方を紹介していきます。

ドレン管のトラブル①エアコン室内機からポタポタと水が落ちる

室内機からポタポタと水が落ちる原因の一つが、ドレンパイプ内の詰まりによる劣化です。
これを解決する器材がタスコユーシー産業から販売されているサクションポンプです。

ポンプから空気を送り出し、パイプ内につまったごみを掃除して、水の流れを正常化させます。

ドレン管のトラブル②エアコンからの害虫の侵入を防ぐ

エアコンは害虫の侵入ルートの一つです。
ドレン管の端から室外機の内部に侵入し、配管パイプを通ってから部屋の中に害虫が入ってしまうことがあります。
その対策となるのが、ドレンキャップです。

因幡電機産業などのメーカーで製造・販売されており、ドレンホースの端にこのパーツを取り付けることで、害虫の侵入を防ぐことができます。

ドレン管のトラブル③ドレンホースからポコポコと音がする

ドレンホースからのポコポコという音は、主に気圧差によるものです。
この気圧差を解消するのが、消音用逆止弁(エアカットバルブ)です。

代表的な商品としては、因幡電機産業が製造している「おとめちゃん」などが挙げられます。

上記の部材はすべてAmazonモノタロウといった通販サイトでも低価格で買うことができます。
DIYでも簡単に取り付けることができるので、ドレン排水でお困りの方は使用を検討して下さい。

室外機側の配管を接続する

室外機の配管を接続する様子

ルームエアコン室外機の配線・ケーブルのカバーとバルブキャップ、フレアナットを外し、部屋の中の室内機から伸ばした配管を室外機の本体機器に取り付けます。

冷媒配管を室外機のサービスポートまで伸ばし、設置に不要な部分をカットします。
この時、配管の切断部には、先ほどと同様の方法でフレア加工を施し、仕上げに冷媒機油を塗っておきましょう。

DIYで冷媒配管を室外機に取付ける時の注意点は、接続するバルブを間違えないようにすることです。
空調機のバルブキャップには受け側(冷媒を受けとる)と送り側(冷媒を室内機に送り出す)があります。
パイプの太さをチェックしながら、トルクレンチ等の道具でフレアナットを締め付けて接続していきます。

冷媒配管の接続工事が正しく行われていないと、空気が漏れて、真空引き(エアパージ)を正しく行うことができません。

フレアナットの締め付け完了後には、接続不良がないか、自分でしっかりと点検しましょう。

真空ポンプで真空引き(エアパージ)をする

真空引きをする様子

続いて、真空引き(エアパージ)の手順を説明します。真空引きとは、気密レベルを上げることで、部屋の中から伸ばした配管と室外機の内部を乾燥状態にするための処理を指します。

エアコンは室外機内部に水滴などが付着していると、フロンガスを補充した際に、ガスの性能が低下します。
その結果、エアコンの電力効率低下で室内機の吹き出し口から冷たい風を送れなくなったり、故障を引き起こしたりします。

真空引きによって水分を取り除くことで、クーラー使用時に必要な電気を最小限に抑えることができるので、この真空引きはエアコン取り付け工事の中でも重要な工程です。

下の動画は、空調機器メーカーのBBKテクノロジーズが真空引き方法を説明したものです。

室外機のサービスポートにコントロールバルブチャージホース(バキュームホース)、そして真空ゲージ(またはゲージマニホールド)の工具を取り付けます。
ツマミを回して、真空ポンプの電源を入れると、真空引き(エアパージ)が開始します。

真空ゲージのゲージ圧が-0.1MPaになるのを確認し、15~20分程度の時間、運転を続けます。
この時、ゲージ圧の数値が変動しない場合は、冷媒配管の接続部から空気が漏れている可能性があります。

フレア加工の処理に失敗していないか、冷媒配管のトルクレンチでのナットの締め付けがゆるくなかったか、などこれまでの手順を確認してみましょう。

真空、ガス漏れを確認する

真空ゲージの確認

真空引き(エアパージ)が完了したらバルブの締め付けとガス漏れがないかチェックを行います。
15分以上の真空ポンプの運転が終わったら、真空ゲージの針を見てください。

ポンプ側のバルブを閉めてから5~10分程度放置しても、ゲージ圧が動かないようであれば、真空・ガス漏れがないことが確認できます。

真空ゲージの針が下がってしまう場合は、冷媒配管の接続失敗による空気漏れが発生している可能性があります。
その場合は、真空キットをつけたまま、配管加工部(フレアーナット接続部)に石鹸水を塗布しましょう。
ガス漏れが起こっている箇所が泡立ち、簡単に原因箇所を特定できます。

具体的な手順・方法は三菱電機スリムエアコンの施工マニュアルをご確認ください。

トルクレンチによる接続部の締め付けが不十分なために、ガス漏れが起こる失敗が多く発生します。
DIYでエアコン取付を行う場合には、特に注意が必要です。

冷媒ガスを解放する

冷媒を解放する様子

真空引き(エアパージ)の作業が完了したら、サービスポートから真空ポンプ・真空ゲージを取り外し、室外機の細い管(二方弁)、太い管(三方弁)を順に緩めて、冷媒を解放し、エアコン配管内にフロンガスを充満させます。

上記の行程で冷媒の充てんが完了したら、ナットでパルプキャップを締めます。

ここまでの作業が完了したら、日設連発行の「簡易点検の手引き」の方法などを参考に、自分で室外機の点検を行いましょう。

万が一、ガスが漏れてしまった際には、早急にバルブを締めて、これまでのエアコン取り付け工事のやり方で誤った点がなかったかを点検して失敗箇所を確認しましょう。

フレア加工やトルクレンチの締め付けの施工から見直すことをおすすめします。

渡り配線を接続する

室外機にVVFケーブルを接続する様子

室内から伸ばした渡り配線の皮を剥ぎ、室外機の端子台に電線をつなぎます。

渡り配線(VVFケーブル)の太さは、室内機から室外機にわたす電線の長さによって異なります。
例えば、富士通ゼネラルのAS-GN56G2Wでは太さ2.0mmのものが使われています。

パッケージエアコンか、マルチエアコンか、そしてエアコンのメーカー・機種によって、対応する電線の太さ異なる可能性があります。
接続前にお部屋のエアコンにあった電線を調べておきましょう。

端子台の穴に渡り配線の銅線がつなげたら、端子台用のカバーを取り付けます。
これで室外機本体の配線接続工事は完了です。

この工事が完了すると、室外機に電気が通り、電源を入れてクーラーを使用できるようになります。
仕上げに配管・ドレンホースの位置を整えて据え付けます。

配管接続部分を点検する

室外機の配管確認

これまでの作業では、エアコンの渡り配線、ドレンホース冷媒配管を接続しました。
エアコン室外機の設置工事の機器点検として、以下の事項をチェックしていきます。

  • 電源ケーブルが室外機の電気プラグに接続されているか
  • ドレンホースの口は水が流れても良い位置に設置されているか
  • 空調の冷媒配管は適切に施工されているか
  • 室外機の二方弁、三方弁はゆるめられているか

上記の項目を確認したら、室外機の取付工事の点検は完了です。

パテ埋めを配管穴に施す

壁の穴のパテ埋め

室外機の取り付けが完了したら、室外機と室内機をつなぐために壁にあけた穴を通から、雨・風や虫などが侵入するのを防ぐため、穴の隙間をパテで埋めます。

エアコン配管用パテには、不乾性の粘土状のものや、シリコン、接着剤メーカーのセメダイン株式会社が販売している「すきまパテ」など様々な種類がありますが、使い方・付け方はどれも大きな違いはありません。

冷媒ガスのダクト配管や電線ケーブル、ドレンホースを通した壁の穴に、パテをつけて隙間をふさぎます。
粘土状のパテはシール材になっているため、パテをこねてから穴にかぶせて取り付けましょう。

エアコンのパテは、時間が経過すると劣化するため定期的に補修工事が必要です。
最も一般的な粘土状パテは、安いものでは100円未満で購入できるので、古くなったパテは取り外し、新しいパテに交換して、クーラーを快適に使いましょう。

エアコンの試運転を行う

試運転の時のチェック事項

最後にクーラーの試運転をします。
運転状況をチェックするポイントは以下のとおりです。

  • 冷房、暖房運転時にエアコンの吹き出し口から風が出ること
  • 室内機の露受け皿に水を流すと、ベランダのドレンホースから排水が流れること
  • 室外機に電気が届き、ファンが回ること
  • 冷房運転時、室内機の熱交換器が冷えていること
  • 一定時間の運転を続けて、室内機からポタポタと水滴が落ちてこないこと

以上の方法で問題がなければ、エアコン取り付け工事は完了です。

上記のやり方で何か問題があった場合は、これまでの手順を見直し、原因箇所を探して設置し直しましょう。

ただし、真空引きやポンプダウンに問題があった場合は、フロンガスの補充が必要になります。
その状況を放置すると、電気代が割高になったり、エアコンが故障したりする可能性があるため、専門の業者に相談してください。

DIYと工事業者でのエアコン取り付け費用の比較

取り付け費用の比較

以上の手順でエアコン取付を行うにあたり、かかった費用は以下のとおりです。

エアコンのDIY取り付けにかかる費用

エアコンをDIYで取り付けた際にかかった費用は以下のとおりです。
下記のものはすべて、2016年10月12日時点に筆者が見た中で最安値だったものを選んでおります。

<レンタルの機材にかかった費用>

レンタルする機材料金
トルクレンチ1,029円
電気ドリル250円
コアドリル2,000円
エアコンダクトカッター3,400円
フレアツール(またはガス溶接機)1,000円
真空ポンプ1,000円
真空ゲージ(ゲージマニホールド)※真空ポンプとセット
リーマー※フレアツールとセット
パイプカッター※フレアツールとセット
<機材の購入にかかった費用>

購入する機材料金
プラスドライバー42円
マイナスドライバー40円
ペンチ・ニッパー1,000円
モンキーレンチ98円
六角棒レンチ100円
両口スパナ130円
パイプベンダー646円
ガス漏れ検知器2,800円
<部材の購入にかかった費用>

購入する部材料金
プラブロック(据置台)182円
配管パイプ(別名:被覆銅管ペアコイル)2,980円
ドレンホース355円
化粧カバー(別名:スリムダクト)496円
配管テープ289円
貫通スリーブ203円
エアコン配管用パテ71円
渡り配線用の電線171円
ボードアンカー1,390円
<費用合計>

機材のレンタル費用8,679円
機材の購入費用5,045円
部材の費用6,137円
合計19,861円

エアコン取り付け業者にかかる費用

それに対して、エアコンの取り付けを専門業者に依頼した場合の費用相場は以下のとおりです。

新品エアコンの費用相場14,000円~18,000円
中古エアコンの費用相場7,000円~15,000円

上の表から、機材・部材を自分でそろえてエアコンを取り付けた場合も、専門業者に依頼した時とほぼ同程度の費用が必要なことがわかりました。
1台のみの取り付けであればエアコン取り付け工事の専門業者に依頼する方が良いでしょう。

専門業者に依頼をすると、工事後の施工保証が付けられる可能性もあります。

2台以上の取り付けであれば、自分で工事をした方が工事費を節約できる可能性が高いです。
機材をすでに揃えており、エアコンを自分で取り付ける方は、必ず各メーカーが発行する据付工事説明書と取扱説明書、そして経済産業省が紹介する「空調設備の施工技術」などをよく読んでから、取り付け作業を行いましょう。

また、エアコンの工事内容はメーカー・機種によって異なる場合はありますので、工事前に必要な作業内容をしっかり確認しましょう。
いずれにせよ、工事作業に慣れていない方は、取り付け工事を専門業者に依頼することをおすすめします。

激安のエアコン取り付け工事業者を探す方法

自分でエアコンを取り付けるのが心配な場合は、専門の工事業者へ依頼しましょう。
エアコン取り付け工事の料金は施工業者により異なります。
激安料金でエアコンの取付工事を行いたい場合には、複数の工事業者の見積もりを集めて料金を比較することで最安値の業者を見つけることができます。

<最安値のエアコン取り付け業者を探す方法>

最安値のエアコン取り付け業者の探す方法

この見積もり方法を行うには、工事を希望している地域に対応した施工業者を探した後に1社ずつ電話で見積もりの依頼をする必要があります。
1社の見積もりに15分以上かかるとしたら4社から見積もりを取るには少なくとも1時間必要となります。

当サイトはエアコンの取り付け工事にかかる費用を複数の施工業者に対して一度に見積もりを依頼する事ができます。
依頼した工事の見積もりの料金は当サイトに集められ最安値の施工業者をお客様にご案内いたします。
一括見積もりは24時間【無料】でご利用いただけます。安くエアコン取り付け工事をしたい方は是非ご利用下さい。

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