エアコンの室外機は運転中に振動します。
部屋の中にいると気づきにくいのですが、「ブーン」という音が鳴っている場合があります。
この音がご近所迷惑になっていないか気がかり、という方もいるかもしれませんね。
今回は室外機に「防振ゴム」を設置して、騒音を抑える方法について見ていきます。
防振ゴムを上手に設置して、室外機の騒音を効果的にカットしましょう!
エアコンの室外機から騒音が発生する原因
騒音を発生させている主な原因は下記の2つです。
- エアコンの稼動による振動
- エアコンの故障
実はエアコンは、普通に稼動していても振動しています。
特に、ベランダのコンクリートの架台などに置かれている室外機からは、大きな振動音がする場合があります。
エアコンの室外機から騒音がするのは、エアコンの振動が建物の壁に伝わって共振するためです。
室外機の振動自体を抑えることはできませんが、軽減させることはできます。
エアコンの故障が原因の場合は、一般の方が判断・対応することは難しいです。
専門の業者へ連絡する前に、まずは防振ゴムを使って対策をしてみましょう。
それでも室外機の振動が気になる、という場合は、業者へ相談するとよいでしょう。
それでは、次の項目で、エアコンの室外機の騒音を抑える方法について見ていきます。
防振ゴムを使った室外機の騒音への対処法
不快なエアコンの室外機音を抑えるための防振ゴムの取り付け方をご紹介します。
防振ゴムは、基本的に室外機の四隅に取り付けます。
下記が具体的な取り付け方法です。
- 室外機の台座の幅を測る
- 防振マットを同じサイズで8枚カットする
- その中から、防振マットを2枚取り出す
- 一枚を凹凸面が縦方向に、もう一枚は凹凸面が横方向になるようにして重ねる
- 2枚一組になった防振マットを室外機の一隅に敷く
- 以上の要領で、室外機の四隅に防振マットを敷く(完成)
このように防振ゴムを取り付けることで、振動音をかなり抑えることができます。
ですが、状況によっては防振ゴムを取り付けても騒音が収まらないことも。
その場合は、室外機や室内機のフィルターにホコリが溜まっている可能性が考えられます。
このような場合は、溜まったほこりを掃除します。
しかし、エアコン室内外機の内部には精密機械が内蔵されているため、一般の人が掃除で対応できる範囲は限られます。
無理に触ると故障を招くおそれがあるので、専門の業者へ確認してもらうことをお勧めします。
防振ゴムの購入方法
防振ゴムは、通販サイトの楽天市場やモノタロウで販売されています。
さまざまな種類があり、値段も数百円のものから揃っていてお手頃です。
お手持ちのスマホやPCから商品を閲覧・購入できるので、参考にするとよいでしょう。
ホームセンターでも購入することができます。
防振ゴムを使った室外機の設置における注意点
防振ゴムを室外機に取り付ける際は、以下の点に注意しましょう。
- 手を切らないように気をつける
- 防振ゴムを切る際は、はさみを使用しましょう。防振ゴムは厚みがあるので、カッターだと手を滑らせてケガをする危険性があります。カッターよりもはさみのほうが扱いやすいのでお勧めです。
- 敷物の上で作業する
- 室内で防振ゴムを切断する際は、床を傷つけないように、傷防止用の敷物を敷いたうえで作業を行いましょう。
- ゴム臭が室内に入らないようにする
- 新品の防振マットは強いゴム臭がする場合があります。数日ほどで臭いは収まりますが、臭いが気になるという方は、換気のよい屋外に数日さらしておくと、臭いがなくなります。
まとめ
室外機のうるさい音にお悩みの方は、防振ゴムを試してみると効果が期待できます。
通販サイトで入手でき、価格も数百円であることから、手軽に入手できます。
取り付け方も難しくありません。
防振ゴムを室外機いろいろな箇所に置いてみて、騒音が少なくなる置き方を試してみましょう。
エアコンサポートセンターでは、室外機の振動音や、エアコンの取り付け・取り外しのご相談、ご依頼に対応しています。
施工実績の豊富な信頼ある業者をご紹介いたします。
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