エアコンの室外機カバーに省エネ効果はあるのか?

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電気代の節約

普段はあまりじっくり見る機会のないエアコンの室外機。
あなたの家のエアコン室外機は今どのような場所に設置されていますか?
エアコン室外機の設置状態によっては電力効率が悪くなり、電気代で損をしてしてしまっているかもしれません。

そのような悩みを解決するのが、エアコンの室外機カバーです。
今回の記事では、エアコンの室外機カバーがもたらす効果についてお伝えします。
エアコン室外機カバーを活用して、電気料金を賢く節約していきましょう!
 
 
 

エアコンの室外機カバーとは?

エアコンの室外機カバーとは、下図のように室外機の上に取り付ける、屋根のようなものを指します。
この屋根をつけることで、エアコンの室外機が直射日光に当たるのを防ぎ、室外機本体や、周辺の空気の温度を下げることができます。

エアコン室外機カバー
出典:www.amazon.co.jp

エアコン室外機の日よけカバーの省エネ効果

日よけカバーで室外機の温度を下げると、エアコンはより少ない電力で冷房能力を発揮することができます。その結果、エアコンの室外機カバーをつけることで節電が可能になります。

そもそも冷房運転をしている時、エアコンの室外機は部屋の中にある空気の熱を外に逃がす役割を果たしてします。
しかし室外機に日光が当たり、本体や周辺の空気が熱くなってしまった場合、室外機は熱を捨てる際により多くのエネルギーが必要とします。

エアコンメーカーのダイキンは、直射日光が室外機に与える影響を以下のように説明しています。

<ダイキン工業より太陽熱が室外機に与える影響の説明>
ダイキン室外機に与える日光の影響
出典:www.daikin.co.jp

そのため同じようにエアコンの冷房を使っていても、室外機に日光が当たっている家のほうが、室外機を日陰においている家よりも高い電気代を支払うことになります。

上記のような事態を避けられるのが、室外機の日よけカバーです。
日除けカバーを室外機にかぶせると、室外機に直射日光が当たらなくなり、室外機やその周辺の温度は低くなります。
その結果、エアコン室外機は本来の電力効率を発揮できるようになり、電気料金の節約につながります。

室外機に日光が当たっている人は日除けカバーで節電できる

エアコンの室外機カバーを設置して節電効果が得られるのは、室外機を日光の当たる場所に設置している人です。

現在エアコンの室外機が直射日光に当たる場所に設置している人は、太陽熱のエアコンで室外機の電力効率が悪くなっています。
その太陽光を日除けパネルで防ぐことで、省エネ稼動が可能になり、電気料金の節約につながります。

しかし室外機が日陰に設置されており、太陽熱の影響を受けていない人は室外機カバーを購入しても省エネの効果はありません。
もしあなたの自宅のエアコン室外機に直射日光が当たってしまっている場合は、日よけカバーを取り付けて電気代を節約しましょう。

省エネになるエアコンの室外機カバーの選ぶ3つのポイント

省エネ効果を得るための室外機カバーを選ぶためには3つのポイントを確認しなければなりません。

  1. カバーで室外機の側面を囲わないこと
  2. エアコン室外機のサイズ、寸法
  3. 室外機に当たる日差しの向き

以下ではそれぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

1. カバーで室外機の側面を囲わないこと

室外機カバーには、大きく分けて2つの種類があります。

  1. 室外機の上に乗せる屋根型の日除けパネル
  2. 室外機を囲う箱型のルーバー

その中でも、今回ご紹介した電気代の節電に効果的なのは1の日除けパネルのほうです。

2のような、ルーバーと呼ばれる箱型の室外機カバーは、室外機の内部に砂や枯葉、昆虫といった異物の侵入から守ることができます。

しかし室外機を四方から覆ってしまうため、室外機の熱をこもらせてしまいます。
そうすると、節電のためには室外機の周りの温度を下げなければならないのに対し、ルーバーの場合は室外機の周りの温度を上げてしまうことになるため、省エネには逆効果となります。

節電のための室外機カバーを購入する場合は、エアコンの屋根のみになっている日除けパネルを選びましょう。

2. エアコン室外機のサイズ、寸法

エアコン室外機のサイズを測りましょう。どれほど良い室外機カバーを買ったとしても、サイズが合っていないのでは意味がありません。
屋根型の日除けパネルを買う際に測るべきエアコンの部分は以下の通りです。
室外機の寸法計測

上記の①、②のどちらかの辺で、室外機よりも小さいサイズのカバーを買ってしまうと、室外機の天板に直射日光が当たってしまい、室外機カバーの効果が薄れてしまいます。
両辺ともに、室外機よりも大きい室外機カバーを選ぶことが最低条件です。

3. 室外機に当たる日差しの向き

室外機にあたる日光の向きによっては、室外機よりもかなり大きいサイズのカバーを選んだほうが良い場合があります。
室外機の設置場所によっては、上面以外の面が直射日光に当たり室外機の温度を上げてしまっている場合もあるからです。

例えば室外機の前面に日光が当たっている場合には、奥行きが室外機よりも長いものを選びましょう。
室外機よりもカバーが前にせり出すように設置すると、室外機のファンの面にも日陰を作ることができ、さらに効率的に室外機の温度を下げることができます。

そのため、自宅の室外機にどの方向から日光が当たっているのかをチェックし、その面に影が作れるように、寸法を考えて室外機カバーを選びましょう。

室外機カバーのDIYは省エネには逆効果

最近ネット上では室外機カバーをすのこで自作する方法が多数紹介されています。DIYですのこを箱型にし、そのまま室外機を覆ってカバーにする方法です。

しかしこれは省エネには逆効果になってしまいます。
前述のルーバーと同じように、DIYで箱型カバーを作った場合、カバーが室外機の四方を覆ってしまいます。
その結果、室外機の温度が上がり、電力効率は悪くなってしまいます。

また、DIYで屋根型の日除けパネルを作る場合も、室外機との固定が難しく、作業には手間がかかります。
室外機カバーは安価で販売されているため、DIYで作るよりも購入してしまったほうが早く、確実に省エネ効果を得ることができます。

室外機カバーの代わりになるもの

室外機カバーは専用で販売されているもの以外でも、様々なもので代用が可能です。
以下は日除けカバーの代用品の一例です。

  • すだれ、よしず
  • 植物

エアコンの節電のため日除けカバーに求められる機能は、室外機に日陰を作ることのみです。そのため専門の商品でなくても代用ができるのです。
例として、すだれを使って室外機の上面と前面を覆う、効果的な室外機カバーを作った方の写真をご紹介します。

<すだれで室外機カバーを自作した方の例>
すだれの室外機カバー
出典:mamamarimo.cocolog-nifty.com

このようにすだれを室外機の上にかけ、前面にも垂らすようにすれば、エアコンの上面だけでなく前面にも日陰を作ることができるため、さらに電力効率をアップされることができます。

さらにもう一つおすすめなのが植物を使った室外機カバーです。
左図のように植物で緑のカーテンを作り、室外機を覆うことで、日光を遮断し、すだれと同様の効果を得ることができます。

植物の室外機カバー
出典:www.city.kurashiki.okayama.jp

まとめ

エアコンの室外機が日光に当たる位置にある場合は、室外機カバーを使うことで電気代を節約できます。
室外機カバーで節電をするためには、以下の3点を確認して、日除けカバーを選びましょう。

  1. カバーで室外機の側面を囲わないこと
  2. エアコン室外機の横幅・奥行を測り、両辺ともにより大きなサイズのカバーを選ぶこと
  3. 室外機に当たる日差しの向きを見て、日光が当たる面に影が作れるサイズを選ぶこと

室外機カバーを使ってエアコンの室外機に日光が当たるのを防ぎ、電気効率を上げて賢く節約をしましょう。

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